昨年までの「上越蓮まつり」から名称を変更し、新潟県上越市の高田城の跡に造られた高田公園で「高田城址公園観蓮会」が7月18日(土)~8月23日(日)の期間に開催される。
高田公園の蓮は、明治4年当時の高田藩が財政的に困窮を極め、その窮状を打開しようとお堀にレンコンを植え、それを売って旧藩のための資金にしようとしたことが始まりといわれている。
昭和28(1953)年、蓮の研究で有名な大賀一郎博士が訪れた際に「蓮池でこのような大規模なものは世界でもまれで、特に紅白入り混じっているのは珍しい」と激賞され、これが後に「東洋一」として市民に語り継がれるゆえんとなっている。
高田公園の城跡を巡る外堀約19ヘクタールのほとんどを蓮が埋め尽くす情景は圧巻。種類は和蓮で、ほとんどが紅蓮だが、部分的には白蓮も交じっている。また、昭和58年には東京大学農学部の北村文雄教授より新種の蓮12種類が寄贈され、西堀北側の観蓮園ではそれらを見ることができる。
期間中は蓮を見るだけではなく、食べても楽しんでもらいたいと高田ターミナルホテル1階の大黒屋や、長養館、割烹橋立などで「蓮の御膳」が期間限定メニューとして登場。美しい花を咲かせた蓮を見に、「第41回高田城址公園観蓮会」に出かけよう。
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