白と黒に焦点を当てたコレクション展が大分県大分市で開催中

東京ウォーカー(全国版)

大分ゆかりの作家の作品を中心にしたコレクション展と国際的な視野にたった自主企画展、さまざまなワークショップやレクチャーなどを開催している、大分県大分市の大分県立美術館3階コレクション展示室で「2020 コレクション展II ブラック&ホワイト」が8月4日(火)まで開催中だ。

「白」と「黒」に焦点をあてた展示会チラシは主催者提供


「白」と「黒」はあらゆる芸術を生み出す原点といえる。赤や黄などの有彩色に対して無彩色と呼ばれ、それ自体が彩りを放つことはないが、モティーフの陰影や質感を際立たせ、作品に豊かな表情をもたらすなどさまざまな可能性を秘めている。「白」と「黒」は、「昼」と「夜」、「光」と「闇」、「洗練」「畏怖」「神秘」など、高い象徴性を備え、写真やコンセプチュアルアート(概念芸術)などの現代美術においても重要な役割を担ってきている。

【写真】髙山辰雄 《春日浦風景・思い出》 制作年不詳写真は主催者提供


今回のコレクション展では、水墨画、油彩画、書、版画、現代美術など幅広いジャンルから、「白」や「黒」を基調にした作品を紹介している。限定された色が織りなす、バリエーション豊かな美の魅力に触れられる展示会だ。

また、7月22日(水)からは「西洋絵画400年の旅 -珠玉の東京富士美術館コレクション-」も開催される。「白」と「黒」で表現される様々な世界を鑑賞しに、「2020 コレクション展II ブラック&ホワイト」へ出かけよう。

※新型コロナウイルス(COVID-19)感染症拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉、密集、密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。

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