新型コロナウイルス感染拡大を警戒する「大阪モデル」にあわせてライトアップを行っていた大阪の通天閣(大阪市浪速区)。
6月30日(火)に警戒レベルの「緑」を維持できたとしてライトアップを終了、ライトアップ消灯式が行われた。大阪府知事・吉村洋文が出席し、通天閣観光・高井隆光社長に感謝状を贈呈した。
通天閣ライトアップは吉村知事が勝手に発信?「むちゃ振りに応えてもらった」
4月に発令された緊急事態宣言以降、増え続ける新型コロナウイルス感染者と冷え切った経済とで日本中が暗い気持ちになっていたと話す吉村知事。
「きちんと出口を見えるようにしたいという思いで出来上がったのが『大阪モデル』。府民の方と共有したくて分かりやすく、みんなが見てもらえるということで、1番最初に思いついた大阪のシンボルが通天閣でした」と今回のライトアップの経緯を説明。
その際、事前に伝えることなくマスコミに勝手に発信し「根回しゼロのむちゃ振りでした。それでも『大阪を元気にするためなら』と通天閣の方に応じてもらい頭が下がる思いです」と高井社長に感謝を述べる。
そして「ウイルスを抑えながら、大阪の元気を取り戻したい。大阪の勇気を取り戻すのは、ここ通天閣から。一緒に大阪の元気を作っていきたい」語った。
打倒くまモン?大阪府副知事・もずやんの進退は?
今回大阪モデルの「赤」「黄」「緑」にあわせて、大阪府の公式マスコットキャラクター・もずやんの顔も点灯していた通天閣。
吉村知事は「高井社長のアイデアで、もずやんが全国区で露出されるようになった」と喜びを語る。
前知事・松井一郎時代から副知事の降格をささやかれていた、もずやん。吉村知事は「これでくまモンより知名度がなかったら、給料を払うわけには…」と口にし「通天閣に再就職するしかない」と笑いを誘った。