埼玉県川口市で新鋭作家展「ざらざらの実話」が開催中

東京ウォーカー(全国版)

埼玉県川口市の川口市立アートギャラリー・アトリアで8月30日(日)まで、新鋭作家展「第9回優秀者 遠藤夏香・木村剛士<ざらざらの実話>」が開催中。

多くの人のなかにある記憶を追い、指に直接とった絵具で描く遠藤夏香の作品≪奥ゆきをたぐる≫撮影:末正真礼生


川口市立アートギャラリー・アトリアでは、文化芸術の振興と新鋭作家の発掘・育成を目的として平成23(2011)年より毎年公募展が開催され、今年で9回目の開催となる。平成27(2015)年に開催された第4回公募展までは個展形式で行われていたが、翌年開催の第5回からは見る人にとってより当施設や地域を身近に感じられる展示を目指し、公募にて選ばれたアーティストが、地域への取材や公開制作、ワークショップを通して新作をつくる企画展へと変化した。展示作品からは世界観だけではなく、地域の特徴なども学ぶことができる。

【写真】土地に根付く技術を見出し、徹底してつくり込んだ立体物に表す木村剛士の作品≪インサイドアウト-工場の臓物≫撮影:末正真礼生


担当者は「当企画展では、第9回審査で優秀者に選ばれた気鋭のアーティスト遠藤夏香と木村剛士の作品を展示します。2人が思い思いに現在進行形のまちを表現した新作をお楽しみください。また、アーティストに直接メッセージを届けられる『アートウォッチング・カード』を会場で配布しますので感想だけでなく、会場内での発見などを書いてもらえると嬉しいです」と話す。

子供から大人まで幅広い年齢層で楽しめる同企画展。この機会に鑑賞し、思いをアーティストへ届けよう。

※新型コロナウイルス(COVID-19)感染症拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉、密集、密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。

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