おうちで過ごす時間が増え、自宅でも気軽にお酒を楽しむ機会が増えている。だんだん疲れが出てくる季節の変わり目に、お酒を飲んでリフレッシュしたいという人も少なくないのでは。そこで今回は、寒暖差が現れやすい秋にぴったりな、疲労回復や体を温める効果が期待できるスパークリングワインと日本酒を使ったアレンジカクテルを紹介する。
スパークリングワイン×ショウガ
はじめにおすすめしたいのが、氷を入れて楽しむ新感覚スパークリングワインを使ったアレンジカクテルだ。情熱の国ブラジルで造られたセミスイートな味わいの「シャンドン パッション」は、パッションフルーツや桃、ライチといったフルーツのアロマに加え、オレンジの花やバラのフローラルな甘い香りが特徴的。
<ポイント>
スライスしたショウガをお好みで何枚か加えることで、よりさっぱりとした風味を楽しめる。ショウガには体を温める効果があるため、肌寒くなってきたこの季節にぴったり。
スパークリングワイン×梅干し
<ポイント>
梅干しを一粒加えることで、梅干しの酸味がスパークリングワインの甘さを爽やかに引き立てる。梅干しに含まれるすっぱい成分、クエン酸によって疲労回復が見込めるので、こちらもおすすめ。
日本酒×トマトジュース「レッドサン」
続いて紹介するのは、ちょっと意外な日本酒カクテルアレンジ。朝日酒造が運営するWEBマガジン「KUBOTAYA」では、日本を代表するフレアバーテンダー・山本圭介氏が自宅でも簡単に作れる日本酒のアレンジカクテルを紹介している。こちらのWEBマガジンでも、疲労回復が期待できる「アレンジカクテル」のレシピがあるので、そちらを紹介する。
ビールにトマトジュースを加えて作る「レッドアイ」は広く知られているが、日本酒とトマトジュースの組み合わせで作るカクテルは「レッドサン」という。トマトはビタミンCが豊富で、風邪予防にも良いとされている食材だ。
<ポイント>
おいしい「レッドサン」の作り方は、まずトマト1個をジューサーにかけて濾(こ)し、よく冷やしておく。塩分無添加のトマトジュースを使用しても問題ないが、山本氏によると、日本酒との相性を考えるとフレッシュが1番だという。次に日本酒と1対1の割合でブレンダー(大きめのコップでOK)に入れれば、「レッドサン」が完成する。
もうひと手間かけて楽しみたい時は、昆布だしに砂糖を加えて煮詰めてつくった昆布シロップ少々と、塩をひとつまみ、穀物酢を少々入れ、“スローイング”という技法を使って混ぜ合わせてワイングラスへ。「スローイング」とは2つのカップを使い、交互に注ぎ入れることで空気をほどよく含ませ、口当たりをまろやかにさせる技法。最後に、パリッとなるまで乾燥させた都こんぶを添えれば出来上がり。昆布だしのうま味が後を引く味わいに。
体調を崩しやすい秋は、おうちでアレンジカクテルを作って、おいしく味わいながら体調を整えよう。