真冬の海岸でキラキラ光る様子が美しいと評判のジュエリーアイス。なんとニューヨークタイムスでも取り上げられたこの景色の観賞会に、1月下旬、行ってきました!
北海道十勝、豊頃町大津海岸で見られるジュエリーアイスとは、厳冬の1~2月に十勝川の河口でできた氷の塊のこと。川から海に流れて漂流し、海が荒れた時に大きな波に乗って浜辺に打ち上げられたものです。透明度が高く大きさも形もさまざまな無数の氷塊は、朝日や夕日、日中の日光に照らされることでさらに美しく輝きます。
今回参加した観賞会は早朝に帯広市を出発するバスツアー。4:50にホテルを出発し、バスに乗って約1時間で大津に到着。専用駐車場からはすぐに海岸に出られて、5分ほど歩くと浜辺に散らばる氷が見えてきました。この日はあいにくのくもり空と残雪の影響で写真のような景色ではなかったけれど、いくつかの透き通った氷は見ることができました! 大きなものは1メートル以上もあり、大小さまざまな形の氷の塊が数百メートルに渡って浜辺に散らばっていました。
朝の気温はマイナス12℃しかなく、寒いというよりは痛いという感じでしたが、氷をじっくりと観察しながら澄んだ空気の中を歩いていたら、いつのまにか寒さも吹き飛んでいました。他の参加者の方々も好みの氷を見つけて熱心に撮影しているようでしたよ。
ちなみに美しいジュエリーアイスを見るための条件は、数日雪が降っていなくて、観賞当日が晴天であること。さらに、少し気温が上がって海が荒れると絶好のチャンス! 気温が上がると川の氷塊が解けてたくさん海に流れ、海が荒れることでその氷塊が浜辺に打ち上げられるからだそうです。
あっという間に滞在予定時間の20分も過ぎ、次の目的地へ出発。移動すること車で3分、「きいちゃん食堂」に到着です。
こちらのお店では、北海道でもトップクラスのクオリティを誇る大津産の鮭をはじめとした、豊頃町産の素材を使ったご当地メニューが味わえます。当日は観賞会用におかずの詰め合わせのほか、アツアツの秋鮭汁も用意されました。通常営業時の「秋味(鮭)定食」(¥900)でほぼ同じ内容が味わえるそうですよ。
食事の後はバスに乗り、約20Km離れた豊頃町中心街へ。
菓子店・豊月で停車して、ジュエリーアイスをイメージしたお菓子をお土産にいただきました。ホワイトチョコレートでスポンジをコーティングしたケーキ「銀盤」(¥120)と、豊頃産小豆を使った「十勝きんつば」(¥140)。どちらも十勝ならではの素材が生きたスイーツ。皆さんもジュエリーアイスを見に来た際には、ちょっと立ち寄ってみては?
今回は残念ながら太陽に照らされるジュエリーアイスを見られなかったけれど、好条件に合わせて、また近々見学に行こうと思います!
【北海道Walker編集部/PR】