広島市現代美術館で「コレクション・ハイライト+特集『肖像(わたし)』」開催

東京ウォーカー(全国版)

広島県広島市にある広島市現代美術館で、コレクション展2020-II コレクション・ハイライト+特集「肖像(わたし)」が11月29日(日)まで開催中。なお、広島市現代美術館は12月28日から改修工事にともなう休館(リニューアルオープンは2023年3月を予定)となるため、これが休館前最後の展覧会となる。

コレクション展2020-Ⅱ特集展示「肖像(わたし)」の展示風景 撮影:花田ケンイチ


特集展示「肖像(わたし)」と題した前半部分と、後半の「コレクション・ハイライト」により構成される展覧会。

「肖像(わたし)」は、現代美術における肖像表現をテーマとした展示を行う。特定の人物の姿を表現した肖像作品は古代より世界各地で制作され、時代とともに肖像を通して投げかけられる問題意識も多様化してきた。現代では多彩なメディアと素材で表現される肖像をさまざまな視点で見直し、現代を生きる私たちが直面するアイデンティティの曖昧さと不確実な「わたし」を考える内容となっている。

【写真】土屋公雄《記憶の現在 8:15a.m. August 6》2004 撮影:花田ケンイチ


後半の「コレクション・ハイライト」では、ヒロシマを起点に平和を問う作品を紹介。被爆都市・広島の美術館として、「ヒロシマと現代美術の関連を示す作品」を収集の柱のひとつとしてきた広島市現代美術館のコレクションを通して、被爆75年という節目の年に、ヒロシマの惨禍と復興の軌跡、平和への希求といったテーマがどのように美術作品にあらわれてきたかをたどる展示だ。

2つのテーマの展示が楽しめる、コレクション展2020-II コレクション・ハイライト+特集「肖像(わたし)」に出かけよう。

※新型コロナウイルス(COVID-19)感染症拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉、密集、密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。

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