ジル・サンダー氏のデザインで大人気の、ユニクロ「+J」。10/2の発売から約1か月がたった28日、都内でウィメンズ秋冬商品第2弾が発表された。そのラインナップとは、ダウンコートやドレス、カシミヤ素材を中心とする全30アイテムだ。
海外有名デザイナーの商品が低価格で手に入ることから、発売前から注目を集め、第1弾発売初日には銀座店に400人の行列ができた「+J」。第2弾となる今回は、トップスやボトムス、アウターなど全30アイテムがそろうが、中でも注目はダウンコートだ。スタンドカラーでウエストにベルトがついた「W(+J)プレミアムダウンロングコート」が1万2900円、小さくまるめて収納できる袋が付いた「W(+J)プレミアムダウンウルトラライトジャケット」は6990円など5種類をラインナップ。ほかにも、手触りのいいカシミヤ100%のセーターはVネックセーター、カーディガン、タートルと3種類あり、いずれも破格の1万2900円だ。“良い商品を良い価格で”という考えの下、3990〜14900円の価格帯でそろえる。
「+J」は10/1のパリ店オープンをあたまに、ユニクロのグローバル旗艦店でも発売している。発売初日はパリ店が800人、ニューヨーク店は400人、ロンドン店が300人、明洞店では600人の行列ができ、数日間入場制限をした店もあるほど世界的な人気を見せている。日本でも前回発売のアイテムの中には、すでに完売商品も出ているほど。
ファーストリテイリング グループ執行役員の勝田幸宏さんは、「+J」の魅力を“立体的なフォルム”だといい、「それ(クオリティーの高いもの)をユニクロで生産できることを知ってもらえれば」と語る。例えばカシミヤはジル・サンダー氏の指示で3回も編み直しをして品質の向上をし、彼女のこだわりを反映したのだそう。「ジル氏から生地屋さんに9割くらいダメ出しして作り直している。短期間ではできないことです。(ジル氏とのコラボは)長期的に続けていきたいと考えています」と勝田さん。「理想としては、一つ一つの商品の良さをお客さまに伝えながら販売できればと思うが、多くのお客さまがいらっしゃるため、なかなかそれができません。効率(の良い販売)とサービスの融合を考えていきたい」と、今後の課題を語った。
「+J」ウィメンズ商品第2弾は、11/3(火・祝)からユニクロ銀座店、世田谷千歳台店などの大型店を中心とした全国50店舗と、オンラインストアで発売。サイズはボトムスが58〜67cmの4サイズ、トップスやアウターはS、M、Lの3サイズで展開する。今後「+J」の新作が発表されるのは、時期は未定だが春物シーズンとなる。軽快に走り続けるユニクロと世界的デザイナー、ジル・サンダー氏のコラボから目が離せない。【東京ウォーカー】