2017年5月13日(土)・14日(日)、メ~テレ主催の番組融合型“ハッカソン”イベント「メイキン クエスト」が、ソフトピアジャパンセンター(岐阜県大垣市)で開催される。“ハッカソン”とは、仲間と協力し、制限時間内にアイデアを形にすることを競う、超短期開発イベントのこと。近年、IT業界の技術革新の手法として注目されている。同イベントでは5人1チームのエントリー制で、抽選で選ばれた計8チームが競う。イベントの様子は、メ~テレ開局55周年記念特別番組として2017年6月に放送される予定だ。
「メイキン クエスト」では、ロールプレイングゲームをイメージした世界観が設定されている。戦士や魔法使い、格闘家など異なる属性を持った仲間を集めて冒険を進めるように、エンジニア、デザイナー、プランナーなどさまざまなメンバーと共に課題に取り組む。また、イベント開催当日は番組が用意した専用の衣装を身につけたり、各チームには1人ずつ芸能人が仲間として加わったりと、番組融合型ならではの要素も満載だ。どんな芸能人が仲間になるかは、当日のお楽しみとなっている。イベントに参加するには、5人の仲間を集めて、番組公式HPより、2017年2月28日(月)10:00までの事前エントリーが必要だ。
今回の課題は「“古より伝わる匠の技『伝統工芸』をハックし、○○なおみやげを作る”こと。」(○○の内容はイベント当日発表)。イベントが開催される2日間でプロトタイプ(原型)までの開発を行う。伝統工芸や素材提供には、金属細線、金属メッキ糸などの導電性繊維を編み込んだ柔軟かつ伸縮性のある「導電性ニット」や、石から生まれた耐久性・耐水性に優れた合成紙「ストーンペーパー(石彩)」など、独自の素材や技術を持った企業が協力。心ゆくまで仲間と共に課題に取り組めるよう、食事・希望者には宿泊場所が用意されるなど環境面でのサポート充実する。また、最優秀チームには賞金30万円が贈呈されるほか、商品化の可能性があるアイデアには、企業との打ち合わせの場が設けられる場合もある。
番組融合型“ハッカソン”イベント「メイキン クエスト」。一体どのようなアイデアやモノが生まれるのか、番組の放送も楽しみだが、友人たちと参加できれば特別な思い出にもなりそうだ。【東海ウォーカー/淺野倫孝】
淺野倫孝