アートからスイーツまで!“家電リサイクル”の世界を五感で体感

東京ウォーカー

東急プラザ銀座にある三菱電機イベントスクエア「METoA Ginza」(メトア ギンザ)で2月22日、家電リサイクルをテーマとしたイベント「Re-Birth in Ginza-家電リサイクルが創る、出会いと驚きの世界。」がスタートした。

三菱電機グループのテクノロジーをわかりやすく、楽しみながら伝えることを目的として、2016年3月にオープンした同施設。「見て」「触って」「体験して」をキーワードに、イベントの定期開催を行っている。第4弾となる今回は、使い終わった家電が資源として再生され、新しい製品へ生まれ変わる循環型社会がテーマだ。

カラフルな透明アクリルで廃家電をイメージした「Reincarnation-解体のシャンデリア-」


記者が会場に足を運んでみたところ、青と紫の透明アクリルが陽の光を受けて美しく輝く、縦長のオブジェが目に飛び込んできた。1階フロアに展示されているのは、廃家電の“解体”をモチーフにした「Reincarnation-解体のシャンデリア-」。解体のプロセスを連想させる、螺旋状の光る輪も印象的だ。

操作台に手をかざすと、オブジェにオーロラ色の光が駆け巡る「Reincarnation-再生-」


同イベントではこのオブジェを起点として、3階までの各フロアを利用し、廃家電が新しく生まれ変わるまでのストーリーを表現している。次に向かった3階では、“再生”を表した作品「Reincarnation-再生-」が来場者を出迎える。再生プラスチックペレットを敷き詰めた土台に設置されたオブジェは、緑や紫、赤などさまざまな色に変化。さらに、操作台に手をかざすとオーロラ色の光が流れる仕掛けも!

子どもにもわかりやすく家電リサイクルの仕組みを説明する「カイタイノセカイ」。本形のコントローラーに触ると映像を拡大できる


同フロアはこの他に、かわいい小人たちが家電を生まれ変わらせる、子ども向けのアニメーション作品「カイタイノセカイ」や、家電リサイクルの工程を10段階に分けてわかりやすく解説する展示「PLASTICS RECYCLING」などがある。

和太鼓集団「DRUM TAO」によるパフォーマンスも必見!


最後は、今回の目玉ともいえる家電リサイクルエンターテインメント「Re-Birth –循環の鼓動を聴く-」を体験!2階フロアには、64面液晶マルチディスプレイ「METoA VISION」が設置されており、映像と音、風を駆使して表現した“家電リサイクルの世界”を楽しめる。

和太鼓集団「DRUM TAO」による和太鼓の音色が心臓に響き、目前に広がる美しい映像に合わせ、時折風が頬を撫でていく。あまりの迫力に、思わず見入ってしまうこと間違いなし!

【写真を見る】3種のベリーが奏でる甘酸っぱいハーモニーに、シナモンの風味がマッチ!「3B(スリービー)3種のベリーのアイスケーキ」(単品税抜880円)


展示は以上で終了だが、合わせてぜひ足を運んでほしいのが、1階に併設されているカフェ「Me's CAFE & KITCHEN」(ミーズ カフェ アンド キッチン)だ。こちらでは今回のイベントに合わせたコラボスイーツ「3B(スリービー)3種のベリーのアイスケーキ」(単品税抜880円、コーヒーセット税抜1130円)を、1日20食限定で提供している。

環境活動の“3R”(リデュース、リユース、リサイクル)にちなみ、“3B”すなわち3種のベリーを使用。ストロベリー、ラズベリー、ブルーベリーをアイスクリームに練り込み、アイスケーキという新たなスイーツに生まれ変わらせることで、リサイクルの過程を表している。

アイスケーキは、スポンジ生地を土台とした3層仕立て。ベリーのコンポートを練り込んだアイスクリームの上に、バニラ系のアイスクリームと、クルミを加えたベリーのアイスクリームを重ねている。

プレートはモミガラ、フォークは竹で作られている。「3B(スリービー)3種のベリーのアイスケーキ」(コーヒーセット税抜1130円)


ちなみに、ベリーのコンポートを作る際には、売り上げの一部がコアラ基金に寄付される、オーストラリア産の赤ワインを使用しているとのこと。さらに、提供する際に用いるプレートとカトラリーも、100%天然素材のものをチョイスしているという。

聞けば聞くほど、よく考えられていると感心せずにいられない同スイーツ。肝心の味はというと、ベリーの甘酸っぱさとシナモンのスパイシーさが調和する、他ではあまりお目にかかれない大人の味わいが魅力。アイスケーキの周りには花びらがあしらわれ、見た目も華やかだ。

「Re-Birth in Ginza-家電リサイクルが創る、出会いと驚きの世界。」は、6月14日(水)まで開催予定。入場無料のため、ちょっとした空き時間に立ち寄ってみるのもおすすめ!思いがけない発見と驚きが待っているはずだ。【ウォーカープラス編集部/水梨かおる】

水梨かおる

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