ここ数年、アーティストたちの俳優活動が目覚ましい。2019年に放送された星野源と綾野剛がW主演を務めた人気ドラマ『MIU404』(TBS系)では、人気ロックバンドKing Gnuのボーカル、井口理が出演。また、映画やドラマの主演に加え、2020年に放送されたNHK連続テレビ小説『エール』などにも出演した、RADWIMPSの野田洋次郎も記憶に新しい。そして、今注目を集めているのは現在放送中のドラマ、菅野美穂主演の『ウチの娘は、彼氏が出来ない!!』(日本テレビ系)に出演中の人気ロックバンド[Alexandros]の川上洋平だ。今回は、そんな川上氏にドラマ初挑戦の心境を伺った。
川上氏が演じているのは、菅野演じる恋愛小説家・水無瀬碧を担当するイケメン編集者・橘漱石で、彼女を献身的に支えていく役どころ。浜辺美波や岡田健史ら、人気キャストが名を連ねる中、メインキャストとして登場した川上に、視聴者からも反響が相次ぎ、第1話放送時には“川上洋平”の名前がTwitterトレンド入りするなど大きな話題を呼んだ。ドラマ内で魅せる“胸キュン”シーンも好評で、ドラマ放送後には同氏のインスタグラムに「漱石さんめちゃくちゃカッコよかった」や「いいね100回じゃ足りない」、「洋平さん演技めっちゃ上手」など視聴者からの称賛コメントが多く寄せられている。
――ドラマに初めて挑戦されてみて、いかがですか?
【川上洋平】とても刺激的で楽しいです。表現という意味では普段やっている音楽と親和性を感じます。
――ここ最近、アーティストのドラマ出演が増え、活躍されている方も多いですが、それについてどう思われますか?
【川上洋平】そういった流れは遥か昔からあったと僕は認識しています。かつては日本だと石原裕次郎さんも、アメリカではエルヴィス。向き不向きはあると思いますが、くくりとしては意外と近いところにあると僕は思っているので「やってみたい」と思ったら一つの場所に囚われずに飛び込むべきだと思います。
――出演されているドラマの主題歌「空と青」も作曲されてますが、どういったイメージで作られたのでしょうか?
【川上洋平】脚本を読んだ時に「生」を与えられ、全うする歓びと厳しさについて考えさせられました。その想いを素直に表現しようと思いましたが、自然と各登場人物を深く掘り下げるような導線を作れたかなと思っています。
アーティストとしてはもちろん、これからの俳優活躍からも目が離せない。