もちもちした食感が特徴の静岡・富士宮焼きそばや、北海道・北見の塩焼きそば、大阪・今里焼きそばなど、その個性の豊かさで注目を集めるご当地焼きそば。そんなご当地焼きそばが、九州・大分県にも存在! その名も“日田(ひた)焼きそば”だ。
一番の特徴は、パリパリの麺。ゆでた麺を鉄板でパリッと焼いて焦げ目を付け、しゃきしゃきのもやしと濃厚ソースで味付けするのが日田流。その食感と味は、一度食べたらクセになるそう。
日田焼きそばを置く各店では、ほかにも工夫をこらした個性豊かな焼きそばが勢ぞろい。素材を生かしたシンプルな味が特徴なのは「三隅飯店」の「焼きそば」(650円)。専用の鉄板で両面を焼いた麺に、秘伝のタレを絡めた香ばしい味わいが特徴だ。
コラーゲン入りの自家製麺が人気の「来々軒」の「焼きそば」(650円)は、日田やきそばには珍しいキャベツが入っている。大豆油を使用しているため、後味はさっぱりで食べやすい。
特製オリジナルソースが決め手なのは「三久」の「やきそば」(650円)。ごはんにも酒の肴にも合う少し甘めのソースがかかった麺は、小麦粉をブレンドして作った自家製麺。こだわりのおいしさを味わって。
この名店が一堂に会するのが、11/14(土)・11/15(日)に行われる「第30回 日田天領まつり」。日田市内12店舗の焼きそばが登場するので、この機会に食べ比べしてみてもいいかも。【詳細は10/20発売「福岡ウォーカー」11月号に掲載】