京都市北部を走る“えいでん”こと叡山電鉄では、車内で京都の日本酒と特製のおつまみ弁当が味わえる、貸切列車「えいでん日本酒電車」の運行を4月1日(土)に開催する。1日限りの特別な雰囲気を楽しもう。
京阪電鉄との乗換駅、出町柳から発着する往復約2時間のコースで、「英勲号」と「富翁号」の2便が運行。どちらも名酒の里として有名な伏見の酒蔵である、齊藤酒造の「英勲」と北川本家の「富翁」が車内で提供される。各列車とも、米や精米方法などの異なる数種類の日本酒を、蔵元による解説を聞きながら飲み比べが可能。
また、おつまみ弁当は京都タワーホテルがこの列車のためにつくる特製「きらら弁当」で、えいでん沿線の特産品がふんだんに使われている。地元の肴をアテに地元の酒が味わえるという、なんとも贅沢な列車だ。
さらに、折り返し駅となる八瀬比叡山口駅では、2本あるホームのうち1本を貸切状態として開放。ちょうど新緑と桜の下、ちょっとした「おもてなし」も用意される。ちなみに、各気象会社によると、今年の京都での桜の開花予想日は3月28日前後とのこと。うまくいけば、他では味わえない“プレミアムなお花見”となるかもしれない。
受付開始は3月11日(土)午前10時から。叡山電鉄のホームページより、インターネットのみで申し込みが可能だ。先着順となるので、ぜひとも早めに申し込もう。【関西ウォーカー編集部/伊原 薫】
伊原 薫