奈良県吉野郡吉野町の日本一の桜の名所と名高い吉野山(上千本)で、4月上旬から中旬にかけて桜が見ごろを迎える。
吉野山は神々が鎮まる特別な地域
吉野山は大峰連山北端約8キロメートルにわたる尾根続きの山稜の総称。吉野山を含む紀伊山地は、神話の時代より神々が鎮まる特別な地域であり、山岳信仰からなる「修験道」発祥の地という歴史的価値の高い場所。2004年には、吉野山・高野山から熊野にかけての霊場と参詣道が、「紀伊山地の霊場と参詣道」としてユネスコの世界遺産に登録された。
桜の名所・吉野山
吉野山は古くから桜の名所として知られており、“吉野といえば桜、桜といえば吉野”といわれるほど。桜は神木であるという修験道の信徒による献木により植えられ、現在はシロヤマザクラを中心に約3万本の桜が密集しており、一目に千本見える豪華さという意味で一目千本といわれている。下千本や中千本に比べ標高が高いため眺望も良く、花矢倉展望台からは吉野山を一望できる。2026年4月11日(土)・12日(日)には蔵王堂花供懺法会が行われる。
4月上旬から4月中旬にかけて、最も標高の低い下千本から開花していく。「下千本」では七曲り坂や下千本展望所から「千本桜」といわれる桜群の光景が楽しめる。
標高約350~370メートル、吉野山の中腹にあたるエリアが「中千本」だ。中千本の谷を眺める景観が素晴らしい。如意輪寺や、世界遺産・吉水神社、勝手神社などのスポットがある。特に吉水神社から見る一目千本と呼ばれる桜景色が望める。
標高約390~600メートルに位置する「上千本」は、下千本や中千本に比べ高所にあり、急な坂が多い分見晴らしも抜群。花矢倉展望台からは吉野山を一望できる。吉野山全体の桜が眼下に広がり圧巻だ。
期間限定でライトアップも!美しい夜桜を楽しもう
2026年3月20日(祝)~4月19日(日)の18時~22時には、ライトアップを実施(開花状況により日程変更の可能性あり)。夜間はライトアップにより、神秘的な花見が楽しめる。
おすすめルート
吉野山の桜はエリアが分かれており、見頃が順に移動する。定番の絶景スポット「吉水神社(一目千本)」を起点に、中千本から上千本を目指すルートが約3~4時間で効率的に楽しめる。混雑を避けるなら、朝6~7時台にロープウェイで登り、下りながら散策するのがベストだ。
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