3月2日、東京・港区のニッカウヰスキー本社ビルにて、「ブラックニッカ」ブランド2017年戦略発表会が実施され、2016年11月に発売されあっという間に完売となった“60周年記念商品”「ブラックニッカ ブレンダーズスピリット」の試飲会も催された。
「ブラックニッカ ブレンダーズスピリット」は、創業者・竹鶴政孝氏の技と魂を受け継ぎ、さまざまなチャレンジを続けてきたブラックニッカブランドの“一つの集大成”ということで注目を集め、発売後2カ月弱で予定数量の1万2000箱を完売。消費者からは「本当においしいウイスキーで感動した」「大ファンになったが入手できず残念」「ぜひ定番化してほしい」との声が寄せられていた。同商品の消費者は20代を中心とした若年層が多かったという。
そんななか、3月28日(火)に「ブラックニッカ ブレンダーズスピリット」(参考小売価格・税別2500円)が数量限定で再販売されることが決定。今回はそれに伴い、同商品のテイスティングが行われた。
同社取締役ブレンダー室長 チーフブレンダーの佐久間正氏は、「まず、匂いをかいでみると、チョコレートのような甘い香りがすると思います。これは樽から来るものです。そして、柔らかい、木の香りもすると思います。次にピートの煙の香り。濃いチョコレートの香り、穀物の香ばしさ、それらが合わさって、どっしりとしたチョコレートケーキのようなイメージの香りを感じていただけると思います」と香りについて説明。
味わいについては、「少し口に含むと、まずコクのある甘い口当たりで、ピートの香りが鼻から抜けていきます。後味には甘さが残ります。そして舌に渋みが残っていきます。その間も、ピートの香りは口に広がり続けていきます」と解説してくれた。
なお、4月24日(月)から8月7日(月)までの期間、「ブラックニッカ」に関連して「集めて当てよう!ENJOY!ブラックニッカ」キャンペーンが実施される。
対象商品についているシールのポイントを集めて応募すると、プレゼントが当たるチャンスが。「必ずもらえるコース」として、人気作家の角田光代、朝井リョウが執筆したウイスキーについてのオリジナル小説が用意されており、「抽選で当たるコース」では「ブラックニッカ」を3つの異なる飲み方で楽しめるコースが用意されている。後者では、ハイボール、ウイスキーに直接タンサンを溶け込ませたスパークリングウイスキー、-18℃のストレートウイスキーを楽しむことができる。キャンペーンについて、アサヒビールの理事でマーケティング第三部長である笹原俊一氏は「ウイスキーの魅力、面白さを伝え、エントリーユーザーを拡大すると共に、ブラックニッカユーザーの固定化を図る考え」と話している。【ウォーカープラス編集部】
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