パスタやコーヒー、お酒が楽しめる飲食店として人気のチェーン・PRONTO(プロント)が、“二面性”をキーワードにしたリブランディング1号店「PRONTO 銀座コリドー店」をオープン。
「昼はカフェ、夜はサカバ。」という“二面性”がキーワードとなる同店。夜は、プロント流に「キッサカバ(喫茶酒場)」と提唱し、「酒場でありながら喫茶店のような懐かしさやワクワク感」を感じさせる空間・おつまみ・お酒を提供していく。
メニューは全て新開発されたもの。名物料理は、人数分オーダーするのにぴったりな「チューリップ唐揚げ」(1本165円)や、お弁当のおかずの定番としてファンも多い「タコサンウインナー」(“10匹”539円/“20匹”1012円)、サクサク食感のパン粉をかけて楽しむ「キッサカバの白ナポリタン」(869円)などだ。珍しさと楽しさ、おいしさが融合したメニューを味わえる。
また、お酒は“喫茶”らしさが堪能できるビジュアルの「クリームソーダサワー」(メロン・いちご・ブルーハワイ/各638円)をはじめ、ウォッカにコーヒーで香り付けしたサワー「クリア珈琲」(528円)、「プロント本気のレモンサワー」(572円)など、思わず飲んでみたくなる1杯が多数そろう。
プロントコーポレーションの取締役プロントカンパニー長・片山義一氏は、同店オープンの経緯について「20年前には格好良いものだったカフェ&バーが廃れてきていると感じたのです。また、昼と夜ではニーズが全く違い、カフェ&バーではご満足いただけない世の中になったと感じたので、今回、時間帯でカフェとサカバをハッキリと分けた新たな業態を打ち出すことにしました」と説明。
その上で「昼は、利便性があって“ファッション性”を感じさせる洗練されたブランドとして、夜は遊び心のある、今注目の“ネオ大衆酒場”のノリ(ノスタルジックさとモダンな雰囲気を併せ持つ居酒屋)を取り入れた店として、2つの世界観の“振れ幅”を売りにしたいと考えています」と、店舗の特徴を解説した。
ちなみに、昼のカフェでポイントとなるのは、スイーツのレベル。「スイーツのレベルは、これまでのプロントの商品から格段に上げまして、日本初上陸のサンフランシスコのカフェのケーキ(「STONEMILL MATCHAの抹茶バスクチーズケーキ」)やシーズナルなものを用意しました。少し値段が高くても良いものが食べたいというお客さま向けの、新たなコンセプトのメニューをそろえています」(片山氏)。
そして、夜のサカバでポイントとなるのは、店頭に提げられる暖簾、ピンクのネオンや音楽だ。「音楽は、80年代の懐メロと洋楽のミックス。懐メロがかかったかと思えば、洋楽がかかるなど、カオスを作り出しています。若い人にも面白いと感じていただければ。コロナ禍が明けたときにも、魅力を感じていただけるブランドにしたいと考えています」と片山氏は話していた。
なお、カフェの営業時間は17時30分まで。17時30分以降はキッサカバに切り替わる。
取材・文=平井 あゆみ
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