美術館が花満開、東京都渋谷区の山種美術館で「百花繚乱 ―華麗なる花の世界―」が開催中

東京ウォーカー(全国版)

東京都渋谷区の山種美術館で開館55周年記念特別展「百花繚乱 ―華麗なる花の世界―」が6月27日(日)まで開催中だ。

川端龍子 《牡丹》 1961年(昭和36年) 絹本・彩色 山種美術館写真は主催者提供


1966年(昭和41年)、日本初の日本画専門の美術館として開館した山種美術館は、2021年(令和3年)に開館55周年を迎えるのを記念して、花を描いた華やかな絵画で美術館を満開にする特別展「百花繚乱 ―華麗なる花の世界―」を開催する。

日本では古くから、四季折々を彩る花を愛で、詩歌に詠い、絵画や工芸のモティーフとして表現してきた。とりわけ絵画では、中世以来、中国から伝来した花鳥画や草花図などに基づきながら、ひとつの種類の花を主役にした作品から、四季花鳥図のように、本来は開花時期の異なる花々を一画面に取りそろえた作品まで、多彩な花の表現が展開された。

【写真】山口蓬春 《梅雨晴》 1966年(昭和41年) 紙本・彩色 山種美術館 (C)公益財団法人 JR東海生涯学習財団写真は主催者提供


明治以降になると、それまでの美意識を引き継ぎつつ、近代的な感覚や季節感、西洋絵画の手法などを取り入れながら、新たな花の表現が模索され、個性豊かな作品が生み出されている。

本展では、近代・現代の日本画を中心に、横山大観の桜、山口蓬春の紫陽花、小林古径の蓮、速水御舟の椿など、四季を感じさせる花の名画を一堂に展示。名だたる画家たちの創意工夫に満ちた花の絵画の魅力をたっぷりと堪能できる。

百花繚乱の花々に心いやされる「百花繚乱 ―華麗なる花の世界―」に出かけよう。

※入館料:一般1300円、大高生1000円、中学生以下無料(付添者の同伴が必要)、障がい者手帳、被爆者健康手帳をご提示の方、およびその介助者(1名)1100円、左記のいずれかのうち大高生は900円

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屋内
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【その他】
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※取材時点の情報です。新型コロナウイルス感染拡大予防対策・その他の最新情報は、公式サイト等でご確認ください。

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