コロナ禍の長い自粛でクサクサしている人たちに必見の舞台が登場！ 脚本・演出にはドラマ「あなたの番です」や舞台「俺節」などで注目の福原充則。彼と古田新太による「汚いミュージカルをやろう」という発案から誕生した企画。
水洗トイレが普及する前の時代、排泄物を肥料として扱う業者一家の悪行ざんまいを、ポップかつグロテスクに、それでもどこかあっけらかんと音楽に乗せて描く異色ミュージカルだ。汲み取り業の会社社長役に古田、その長男を演じるのはドラマなど多彩に活躍する歌舞伎俳優の尾上右近。ほかに、ともさかりえ、六角精児ら強者ぞろいのメンバーに加え、いきものがかりの水野良樹らの音楽と制作陣も豪華。圧倒的な悪は逆に爽快です！
【あらすじ】
昭和33年。し尿の汲み取り業者“諸星衛生”は、社長・良夫と息子・大を中心に、利益のためなら殺人もいとわない経営方針でのし上がり、地元の政治家・長沼をバックに経営拡大を続けていた。昭和50年。かつてのライバル業者など、諸星衛生に復しゅうを誓う者たちが集い始め…。
【諸星(もろほし)良夫役：古田新太のコメント】
人間というか、動物なら必ずしてしまう糞尿。それをお金儲けにしようとする人々。それを楽しいミュージカルにできないか。できるかできないかはこれからだ。できるかな、できないかな。
【諸星大(まさる)役：尾上右近のコメント】
今回のお役を通して、自分の中の闇や毒をここぞとばかりにさらけ出し、観る人の心に突き刺さるよう、本当の歌舞伎役者スピリットに則してこのお芝居にチャレンジさせていただきたいと思います！
ミュージカル『衛生』～リズム＆バキューム～東京公演は7月9日〜開幕。大阪公演のチケットは6/26(土)より発売。7月30日(金)、31日(土)、8月1日(日)にオリックス劇場で上演される。