2月より始まった、羽多野渉ソロライブツアー「Wataru Hatano Live Tour 2017 "LIVE CARAVAN"」が、3月19日(日)に、UMEDA CLUB QUATTRO(大阪府大阪市)で開催された。羽多野渉のアーティストデビュー5周年を記念した「羽多野渉5th Anniversaryプロジェクト」の1つであるこのツアーは、千葉、愛知、大阪、東京の全8公演を予定されており、大阪は3番目の公演地。「旅」をテーマに、初披露の新曲やダンスパフォーマンス、そして5th Anniversaryミニアルバム「キャラバンはフィリアを奏でる」をテーマにしたトークコーナーなど、盛りだくさんの内容でライブは盛り上がった。
最初に「旅」をイメージした飛行機の滑空音からライブはスタートした。旅行トランク型のスクリーンを持ったダンサーに映像が次々映し出され、TVアニメ「ユーリ!!! on ICE」エンディングテーマである「You Only Live Once」のイントロが流れると、会場から「You Only Live Once」の合唱が響き渡り、その中を羽多野が登場すると観客は歓声を上げた。
羽多野の「大阪最高に盛り上がって行こうぜ！」の掛け声とともに2曲目がスタート。ライブ前半は、歌と朗読、映像、そしてダンサーのパフォーマンスで旅のイメージを表現し、お得意のトークはあえて封印され9曲が連続披露された。ミニアルバム「キャラバンはフィリアを奏でる」の収録曲の他、過去のシングル・アルバムの楽曲「流星飛行」などが次々と披露された。「覚醒のAir」ではイントロで歓声が上がり、「いくよ！」の掛け声とともに会場へキスを届ける羽多野に対して最高の歓声が上がった。
ステージと客席一体となってタオルを振ったり、また羽多野がギターを銃に見立てて撃つふりをすると、撃たれたふりをする観客に対して「大阪の人はちゃんとお芝居をやってくれる。さすがノリがいいですね！」と笑いを誘った。
その他羽多野が初作詞をした「あなたへ」や、毎回会場ごとに異なるキャラクターソングを歌うということで、今回の大阪の公演では、ゲーム「KoiGIG～DEVIL×ANGEL」より、羽多野の役ランのキャラクターソング「Innocent」が披露された。
その後「Never be too late」では、羽多野とダンサーからサビの振り付けのレクチャーがあり、ダンスで会場は大いに盛り上がり、この曲のミュージックビデオ撮影時に、50人ものエキストラが参加してくれたという話も披露された。3月31日(金)に発売予定の初のミュージッククリップ集「Wataru Hatano Music Clip 2011-2016」に、この「Never be too late」のミュージックビデオは収録されている。
その後、最後の1曲としてTVアニメ「ユーリ!!! on ICE」エンディングテーマのアレンジバージョンである、「You Only Live Once -everlasting-」が披露される前に、同作品での自身の役ポポーヴィッチのLINEスタンプ「頑張ります」が、すごく使い勝手がいいと話しさらに笑いを誘った。
アンコールでは、ライブ恒例のファンからのお便りトークコーナーが行われた。「あなたの旅の思い出(旅自慢)を教えて下さい」というテーマについて、アルバムジャケットと同じモロッコのサハラ砂漠へ行ったファンの話に対して、「砂漠で撮影したいけど東京に砂漠はないんです。合成したんです。いつか行ってみたいですね。」と話し、また帰る前にたこ焼きは食べたいのでおすすめの店は？と聞く羽多野に対して、次々と店名を上げるファンに対して「すげーいっぱいきた！」と答え、笑いの絶えないトークを披露した。
ライブの最後は、こちらも恒例のデビューシングル「はじまりの日に」をファンと一緒に合唱し、羽多野からの「ひとりたこ焼き、やってみると楽しいですね！」というメッセージが表示され、最後まで笑いの絶えないライブは終了した。
ツアーは残すところ、3月26日(日)のEX THEATER ROPPONGI(東京都港区)のみ。3月17日よりチケットの追加販売がされているので要チェックだ。【関西ウォーカー/千束】
千束