大人の趣味として注目を集めつつあるサーフィン。東京オリンピックでの日本人選手の活躍もあって、その注目度はますます高まるばかりだ。そこで今回は、初心者が抱く「サーフィンの謎」を、プロサーファー・
市東重明氏
に紐解いてもらった。
市東氏の著書
『40代からでも波に乗れる はじめてのサーフィン』
では、「いいオヤジが最短でいい波に乗る方法」を詳しく解説。大人の趣味として“サーフィンをたしなむ”ために、まずは基礎知識を頭に入れよう。この記事では、他人に聞くのは少し気が引けるサーフィンの「素朴な疑問」を解決する。
目が悪くてコンタクトレンズをしているのですが……
使い捨てのソフトコンタクトレンズであれば、問題なくサーフィンはできる。ただし、水の中で目を開けるとコンタクトがずれてしまったり、水しぶきで取れてしまうこともあるので、そういう状況ではすぐに目を閉じるなど注意は必要だ。万が一に備え、必ず予備も持っていこう。念のため、普段使用しているメガネも持っていくことも忘れずに。
耳栓って必要あるの?
サーファー特有の病気として気をつけたいものに「サーファーズイヤー」がある。これは長時間冷たい海でサーフィンを繰り返すことで、冷水の刺激により耳の中で骨が隆起してくる病気。ひどい場合には耳の穴を完全にふさいでしまうこともあるため、防止策として耳栓をつけることをオススメする。最近は音が聞こえやすいように作られた耳栓もあるので、使い勝手がいいものを探してみよう。
サーフボードは車にどう積むの?
サーフボードの長さ、車の大きさにもよるが、ラゲッジスペースに入るのであれば、中に入れたほうが手早く楽に積める。もし入りきらないサイズであれば、ルーフキャリアにストラップで固定しよう。中積みをする際は裸のまま入れるとサーフボードに思わぬダメージを与えてしまうこともある。車内の汚れ防止も考えて、ボードケースに入れた方がベターだ。
サーフィン中に、車の鍵はどうするの?
海に入る際、車の鍵をしまう方法はふたつある。ひとつはキーボックスを使うこと。中に鍵をしまうことができるダイヤル式の南京錠で、車の取手などに取り付けることができる。もうひとつはキーケースを使う方法。これはスペアキーを紐にくくりつけ、首からさげてウェットスーツの中にしまい、海に入ることができるもの。無用なトラブルを避けるためにも、車のバンパーの陰に隠したり砂に埋めたりするのはやめたほうが無難だ。