現代の男子諸君に贈るオトコのアルバム

東京ウォーカー

「草食男子」「オトメン」「弁当男子」…、そんな言葉がメディアを賑わせ、流行語大賞にもノミネートされるこの時代に、「男=軟弱」というイメージすらあるこの時代に、真っ向から立ち向かうかのようなアルバムが12月9日に登場する。その名は『無限35R/V.A』。

クルマ好き、あるいはスポーツ好きな方なら、名前からピンと来るのでは? そう、このアルバムはレーシングブランド「無限」の設立35周年を記念した「無限35プロジェクト」の一環としてリリースされるものだ。

ジャケットは、“世界に一台”という無限カスタム・バイクと、レザージャケットに身を包んだ岩城滉一。収録されている楽曲は80年代を中心としたロック。そしてナレーションに『ベストヒットUSA』でお馴染みの小林克也。

何から何までいわゆる“オトコ受け”な要素。実に男らしさあふれる珠玉の1枚となっている。

収録は全15曲。バトルロッカーズの『セルナンバー8(第8病棟)』、子供ばんどの『サマータイム・ブルース』、SHEENA & THE ROKKETSの『レモン・ティ』など、80年代に一世を風靡したアーティストたちの名曲がズラリと並ぶ。

ちなみに、当時を知らない方のためにちょっぴり補足すると、バトルロッカーズは、映画「爆裂都市 (BURST CITY)」に出てくる架空のバンドで、現在は俳優として活躍中の陣内孝則が参加。子供ばんどは、うじきつよしがボーカルを務め、人気アニメ「北斗の拳」の2代目主題歌なども歌っている。まさにオトコの楽曲群である。

それでもイマイチ響かないという現代っ子のあなたのために、今アルバムのエグゼクティブプロデューサーであるDaisuke “DAIS” Miyachiの言葉を拝借しよう。EXILEへの楽曲提供などで知られる彼のメッセージを。

「80年代という時代は現代のミュージシャンのルーツ。今の10代〜20代にも新しい発見があるはず」。

これを聴けば、現代の若者が失いかけている何かを取り戻せる(かもしれない)、そんな1枚といえるのではないだろうか。

「あなたって草食系ね」なんて言われてヘコんだことのあるあなたに是非。【東京ウォーカー】

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