11月下旬から12月上旬にかけて、1万本以上のイチョウが町中を黄金色に染める愛知県稲沢市祖父江町。ここは国内一のギンナン生産地としても知られている。イチョウ並木の美しい黄葉と併せて、ギンナングルメも見逃すことができないスポットなのだ。
領内川沿いに店を構える「季節料理 しろ石」では、ギンナンを四季折々の旬の味で楽しませてくれる。「ぎんなん会席」(4200円)は、なんと一つの料理にギンナンを約40個使った秋限定の会席料理。全9品のうち、前菜の“銀杏豆腐”“銀杏真じょう”、さらに“松茸土瓶蒸し”“鯛の銀杏蕪蒸し”など7品に祖父江町産のギンナンを使用している。
また、創業73年の老舗和菓子店「花乃屋」では、伝統の製法で手間ひまかけたギンナンの和菓子を販売。「銀杏ういろ」(550円)、生菓子の「ぎんなんしぐれ」(1個160円)、バームクーヘンの「いちょう年輪」(840円)が人気だ。「銀杏ういろ」は、生地に練り込んだギンナンのほのかな香りと、もっちりとした食感、さっぱりとした甘さが特徴になっている。
他にも、昨年は10万人以上の人出があり、11/21(土)から始まる「そぶえイチョウ黄葉まつり」では、ギンナン尽くしのグルメが楽しめる。ギンナンを粉末にし、パイ生地に入れて焼いたメープル風味の「ぎんなんパイパイ」(1枚60円)や、ギンナンを練り込んだ麺とあっさりスープで作った「銀杏ラーメン」(780円)など、イチョウ散策を楽しみながら味わえるギンナングルメが盛りだくさん!
ギンナンの味わいを堪能できる「そぶえイチョウ黄葉まつり」は、11/21(土)から11/29(日)まで祖父江町にて開催。“食欲の秋”を満たすグルメな紅葉スポットへ出掛けてみては?【詳細は11/3発売の東海ウォーカーに掲載】