木村拓哉と三池崇史監督が初タッグを組んだ映画「無限の住人」(4月29日公開)の全国キャンペーンが、撮影の地・京都からスタート。キャンペーン初日の3月30日(木)京都・ロームスクエアにて記念イベントが開催され、主演の木村拓哉と杉咲花が登壇。集まったファン約1,000人の前で木村は「こういう場は久々なので緊張しています」と挨拶。久しぶりのイベント登場にファンから歓声が上がった。
京都での撮影を振り返り「極寒でした」と話す木村。セリフを口にするとき、白い息が映ってしまうため「氷入りの紙コップを渡されて、氷で口の中を冷やしてから撮影していました」と撮影秘話を明かした。ほとんど衣装のままで寒さ対策をしていなかった木村に対し、杉咲は「私は10枚ぐらいカイロを貼っていました」と茶目っ気たっぷりに明かし、木村が詰め寄る一幕も。木村は「極寒だからこそ澄み切った空気感が映像に投影されている」と京都での撮影に自信をのぞかせた。
春の京都で行きたいところを聞かれた木村は「お寺や神社」と回答。一方、杉咲はかき氷が食べたいと話し「撮影中にも食べに行ってましたけど、冬だったのでガクガク震えながら食べてて。暖かくなったのでちょうどいいかなって」と笑顔で回答。杉咲が話すときは木村が優しく見守るなど、役柄同様のコンビネーションを見せつけた。
これから全国での舞台挨拶に参加する二人。観客に直接作品を届けられることが嬉しいと口を揃える。最後に木村は「最初から最後まで1カットも見逃せない作品。観る前には必ずお手洗いに行ってスッキリしてから観てください」とユニークなコメントで作品をアピールした。
【取材・文=ライター山根翼】
山根翼