元サッカー日本代表の中田英寿さんが4月6日(木)、渋谷・バンクギャラリーにて時計ブランド「ダニエル・ウェリントン」の記者発表会に出席。同ブランドのブランド・パーソナリティに就任した。
「ダニエル・ウェリントン」は2011年に設立されたスウェーデン発の腕時計ブランド。洗練されたスタイリッシュなデザインと、好みに応じて付け替えられる豊富なカラーのベルトが人気の秘訣だ。創立者であるフィリップ・タイサンダー氏が世界一周の旅に出かけていた時の出会いがブランド誕生のきっかけにもなっている。トークセッションでは、同じくブランド・パーソナリティに就任したモデルのTAOさんとともに、世界中で活躍する二人が旅の魅力を語った。
現役引退後は世界各地を旅したことでも知られる中田さんは、旅によってどういうところが変わったかを尋ねられ「旅をしてより多くの経験をすることで価値観が深く濃く変わっていく」と答えた。海外を中心に活動するTAOさんは「パリでヨーロッパのデザイナーに認められて自信がついた。海外でやっと第一歩を踏み出せた」と笑顔で話した。
シンプルなファッションが好きで、服の邪魔をしない時計が少ないという中田さんだが、同ブランドについては「シンプルでレトロな感じ」と印象をアピール。「若い時は(ブランドロゴがついて)どこのものを着ているか分かるようなファッションも好きでしたけれど」と告白しつつも、「今は上品だけれど主張しないものを。そういうのがかっこいい大人」と持論を語った。
若者の旅離れについて「いろんな人や違う文化に触れて自分が形成されていく。旅をしないのはもったいない!」とTAOさんが熱弁。中田さんも「ネット社会で実際に行かなくても知識は手に入る。けれど経験と知識は別で、ネットで見ただけじゃ経験は得られない」と話し、「普段の生活のルートを外れることがすでに旅。チャレンジはいつでも必要」と旅に出ることを後押しした。【ウォーカープラス編集部/国分洋平】
国分洋平