乃木坂46元メンバーの能條愛未、大胆なラブシーンに挑戦!「全てを出し尽くしてやりきった!」

東京ウォーカー(全国版)

大胆なラブシーンで話題となったABEMAオリジナルのドラマ『私が獣になった夜』に出演する乃木坂46元メンバーの能條愛未

2021年6月に放送され、大胆なラブシーンとリアルなストーリーで話題となったABEMAオリジナルドラマ『私が獣になった夜』。11月19日から始まった同作のシーズン2『私が獣になった夜~名前のない関係~』に、乃木坂46の元メンバーの能條愛未が出演する。

【写真】初のドラマで大胆なラブシーンに挑戦した、乃木坂46元メンバーの能條愛未

『私が獣になった夜』は、表立っては言えないものの、なぜか共感してしまう禁断のエモーショナルラブストーリー。シーズン2は、「友達以上、恋人未満」や「身体だけ求められるけど、好き」など、“名前のない関係”がコンセプトとなっている。

そのなかで能條が演じるのは、【⾝体だけの夜、変われない私】をテーマにしたエピソードの主人公・詩織。商社に勤める洋平(野村祐希)に思いを寄せるも、洋平にとって詩織はセフレのひとり。そんなふたりの最後の夜が描かれるエピソードだ。今回のドラマで、初の本格的なラブシーンに体当たりで挑んだ彼女に話を聞いた。

「いろいろ考えてしまって、どうしようかな、やるべきなのかなという迷いはありました」

女優として生きていきたいという気持ちをこのドラマを通してわかってもらいたい

――まずは出演を決めたときの気持ちからお聞かせください。

【能條愛未】かなり大胆なラブシーンがある作品なので、私のことを10代のころから応援してくださっている方は「え!?」という感じで複雑な気持ちになるのかなとか。いろいろ考えてしまって、どうしようかな、やるべきなのかなという迷いはありました。

でも、周りのスタッフさんから「この作品なら挑戦してみた方がいいよ」という後押しもありましたし、今後女優として生きていきたいという私の気持ち、その覚悟や強さをこのドラマを通してわかってもらいたいなと思って、出演を決めました。ファンの方も最初は戸惑うかもしれないですけど、私が頑張ってお芝居に向き合っている気持ちを応援してくれるはず!と思っています。

「お芝居として本気の気持ちを見せることができたんじゃないかなと思っています」

――そういった気持ちで体当たりする潔さは、能條さんらしい部分でもありますね。

【能條愛未】ありがとうございます。乃木坂46の卒業生のなかで、ここまで本格的なラブシーンに挑戦している子はまだいないと思うので、その部分でも私が先陣を切ってみたいなという気持ちもありました。

――実際に撮影をしてみていかがでしたか?

【能條愛未】相手役の野村祐希さんもカットがかかる度に、すごく気を使ってくださって。やっぱりお互いに気持ちを盛り上げていかなくてはいけないシーンなので、心配してくださって、とてもありがたかったです。不安もありましたけど、やると決めたからにはしっかりと腹をくくって、というかごちゃごちゃ考えるのはやめようと心に決めたので、お芝居として本気の気持ちを見せることができたんじゃないかなと思っています。

「現場では、その空気感のなかでどういう感情になるか。その場の流れに身を任せようと思った」


演じ方を決めこまずに、自然体で出てきたものを大事に演じた

――演じる詩織は、どんなキャラクターでしょうか。ご自身との共通点などはありましたか?

【能條愛未】共通点はなかったですね。性格は真逆だし。私だったらこんな行動はしないのになというのが多かったので。でも、人を思う気持ちの部分。好きがゆえに言えないこと、逆に言ってしまったこと。そういった部分はすぐに理解ができたので、私のなかにそういう引き出しもあったんだなとも思いました。

現場では、その空気感のなかでどういう感情になるか。その場の流れに身を任せようと思ったので「こう演じよう」と決めこまずに、自然体で出てきたものを大事に演じました。その分、詩織が持つ感情のふり幅をリアルに表現できたかなと思います。

終わったあとは出し尽くした!という感じで。もう怖いものはないなと思えるほどでした。自分のなかで、今できることの全てを出し尽くしてやりきった!という気持ちです。

「映像作品にももっと挑戦したいという気持ちが強くなりました」

――俳優として、またひとつステージが上がった感じですね。

【能條愛未】そうですね。ステージが上がっていたらいいなぁ。皆さんの期待にも応えられるものになっていたらいいなと思います。

――舞台出演が多い能條さん。ドラマの現場は新鮮だったのでは?

【能條愛未】はい。めちゃくちゃ新鮮でした!同じセリフをいろんな角度で何回も撮るというのも、ドラマならではだなと思ったりして。最初は社会見学みたいな気持ちでしたね。でも、すごく楽しかったので、映像作品にももっと挑戦したいという気持ちが強くなりました。

「自分とは違うキャラクターを演じることで、自分のいろんな引き出しをもっと知っていきたいなと思っています」

――今後、演じてみたい役どころは?

【能條愛未】サイコパスのような役もやってみたいです。自分とは違うキャラクターを演じることで、自分のいろんな引き出しをもっと知っていきたいなと思っています。こういう顔もできるんだとか、演じる役を通して、自分の知らない部分をもっと知りたいです。

性格の悪い役もやりたいですね。かわいい役じゃなくて、主人公のライバルのような嫌われる役もやってみたいです。悪女の顔になるかもしれない(笑)。

「かわいい役じゃなくて、主人公のライバルのような嫌われる役もやってみたいです」

――最後に改めて、メッセージをお願いします。

【能條愛未】今回は本当に「やりきった!」と言えるくらい頑張ったので、私のお芝居にかける気持ちもあわせて観ていただけたらと思います。ずっと応援してくださっている方のなかには、「娘が成長しちゃって、こんな姿に……」というような気持ちになる方もいらっしゃるかもしれないですし、もしかしたらショックを受けてしまうかもしれないですけど、今の私がこの作品に挑戦した意味を感じていただけたら嬉しいです。お芝居の世界で頑張っていきたいという覚悟を観てください!

ABEMAオリジナルドラマ『私が獣になった夜~名前のない関係~』(C)AbemaTV, Inc.

撮影・取材=野木原晃一 文=yoshimi
衣裳協力=花柄ブラウス、チュールスカート:Sov.(フィルム) 、ショートブーツ:ダイアナ(ダイアナ銀座本店)、イヤリング:ラウローラ

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