京都でも有数の桜の名所、京都・二条城にて「二条城桜まつり 2017ー桜の宴ーDirected by NAKED」が開催中(4月16日まで)。桜が満開となり見頃を迎えた4月5日(水)には、伝統文化と最先端アートが融合したイベント「伝統と革新 by NAKEDー三道プロジェクトー」が開催された。
本イベントは、日本の伝統文化・三道(香道、華道、茶道)と、デジタルアートを数多く手掛けるクリエイティブ集団NAKEDが共に創り上げた作品を披露するもの。二条城内の香雲亭の屏風にプロジェクションマッピングで映像を投影し、その前で香道と茶道のパフォーマンスがあり、舞台にはいけばなも添えられていた。NAKED代表の村松亮太郎さんは「伝統と最先端。対局に思えるものを掛け合わせ、心にタッチする作品を創りたかった」と説明。香道の鉢谷宗苾さんは「伝統は時代の変化に合わせて積み重ねています。ただ受け継がれているのではなく、新たな挑戦を繰り返している」とプロジェクトの意義を話した。伝統文化と最先端のデジタルアートの融合を目の当たりにした観客は、新しい発見をしたかのような驚きの表情で見つめていた。
今年の二条城桜まつりは、NAKEDが演出を担当。これまでにないライトアップやプロジェクションマッピングが評判だ。カップルや家族連れのほか、夜にはライトアップされた桜を見ようと会社帰りの人も多い。撮影スポットもたくさんあるので、スマホ片手に撮影しながら桜を見るのもおすすめ。会場内には飲食ブースも設置され、地元グルメを味わうことができる。
「二条城桜まつり 2017ー桜の宴ーDirected by NAKED」は、4月16日(日)まで開催。
【取材・文=ライター山根翼】
山根翼