今年7月にラストアイドルを卒業。発売中の「別冊ヤングチャンピオン」(秋田書店)新年1月号表紙&巻頭グラビアを飾るなど、「舞台とグラビアの仕事を中心に芸能活動をがんばる!」と話している長月翠が、12月8日から12日まで新宿村LIVEで上演される舞台『幽幻道士 キョンシーズ THE STAGE』に出演した。
本作は80年代後半に一世を風靡したホラーコメディ「幽幻道士(キョンシーズ)」を舞台化したもの。長月は、キョンシー相手に大活躍する主人公の美少女道士・テンテンをAKB48の大西桃香とWキャストで演じた。12月8日にはゲネプロが行われ、長月テンテンが登場。
先日の個別インタビューでも、ちょっとおませな美少女道士のテンテンについて、「私自身、小さいころは大人ぶっている女の子だったから、気持ちが分かるなって思うところはありますね。今でも、ワーッと勢いよく来られると冷たくしちゃうというか、『はいはい』みたいな感じになっちゃうところがあって(笑)。テンテンも弟子4人と一緒にワイワイ盛り上がりたいけど『はいはい』みたいに大人ぶっちゃうのかなと思うところもあるので、そこは似ているなぁと感じたりします。
あとは、何より破天荒なところ。『私がやってあげる!』って率先してやってみたり、いたずらを仕掛けてみたり。私もそういうタイプなので、演じやすいなと思うところが多いです」と語っていたように、メリハリのきいた演技で観客を魅了していた。
「キョンシーを蘇らせる儀式のシーンのセリフがめちゃくちゃ長くて!しかも儀式だから、普段使わないような言葉だらけなんです」と苦戦していると話していたが、本番までにしっかり仕上げてきて、とてもスムーズに演じきっていた。
衣装はホワイトとイエローの2種類、ゆっくりと甘えた声でしゃべる、長月ならではのかわいらしいテンテンに出会える舞台になっていた。
撮影・取材・文=野木原晃一