【漫画】「明日から父親の介護…できる?」母親の急死に父親の大病…介護を通して家族と向き合うコミックエッセイに共感

東京ウォーカー(全国版)

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家族の介護という問題に、いつか向き合わなければならない人も多いはず。もしもそれが、予期せぬタイミングでやってきたら…?実際に母親の死や家族の介護に向き合ったコミックエッセイが、Twitterで話題を集めている。


この漫画を描いたのは、「発達障害グレーゾーン」の特性を持つクロミツさん(@kuromitsu1510)。「甘え」「怠慢」と世間から疎まれる“生きづらさ”を描いた作品『灰低 生きづらい+グレーゾーン』や、脳腫瘍に苦しむ父親の介護生活を描いた『電子書籍と親父の介護』を発表している漫画家だ。

今回紹介するのは、自身が体験した父親の介護を通して家族と向き合うコミックエッセイ『令和介護録270日』の1話~2話。


母親が亡くなったことにより、父親が一人暮らしになってしまうことを危惧した弟から、「実家に戻り同居してほしい」と頼まれる主人公。これまで“自分の生き方”を理解してもらえず、実家に帰るたびに叱責されていた主人公は父親に苦手意識を抱いていた。

だが、今まで親孝行をしてこなかった罪滅ぼしのような形で、実家に戻ることを決意。同居してから小さな衝突はあったものの大きなトラブルもなく半年が過ぎた、そんなある日――。

父親が突然倒れたとの連絡を受け、急いで病院に向かう主人公。検査の結果、脳に異常が見られ、一週間後に緊急手術を行うことが決定する。「そんなに悪いんですか!?」と、主人公は予想外の状況に動揺を隠しきれない。


母親が亡くなってから一年足らずで起きてしまったこの出来事。手術当日は仕事を休み、病院の待合室で父親を待つ主人公。緊張感が漂うなか、「母さんの後を追うのはまだ早いぞ!」と父親の無事を祈るのだった。


この漫画を読んだユーザーからは、「家族は外からは見えなくて いろいろな形があります。 当人の感情が時間と共に変わっていく様子を見ることができるのは貴重です」「急な事だけれど、誰しもありえる事ですからね…。そう思うと、今を大切にしようと思います」と、改めて“家族への向き合い方を考えたい”といったコメントが寄せられている。

そこで今回、本作を描いた漫画家・クロミツさんに、介護体験を描いた本作執筆の“舞台裏”について話を聞いた。

――リアリティのあるストーリーですが、実体験を元にしているのでしょうか。

【クロミツ】はい。これは2018年11月に父親が倒れ、それ以降の介護体験を元にした実話です。

――おひとりでの介護は大変だったかと思います。一番大変だったのはどんなときですか?

【クロミツ】父は、倒れてから軽い認知症を発症しました。そのため、私とささいなことで“言い争い”や“衝突”を繰り返すようになってしまい、それがつらかったですね。

――そうした苦労はどうやって乗り越えたのでしょうか?

【クロミツ】兄や親戚の協力もありましたし、何よりソーシャルワーカーの存在が大きかったです。もし、介護をしていて「つらい」と思うようなことがあったら、ソーシャルワーカーを頼ってほしいです。さまざまな面で支えになってくれるはずです。

画像提供:クロミツ(@kuromitsu1510)

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