日夜食べ歩きに勤しむ食のアスリート2人が、世界の人に食べてほしい絶品グルメを交代でご紹介。Youの胃袋をお・も・て・な・し♪今回は、大食いアイドルもえのあずきからバトンを受け、フォーリンデブはっしーさんが登場!ごはんと相性抜群のメニューを提供するお店を紹介してくれた。
アリーナ席で堪能する築地のスキマスイッチ「きつねや」
今回はっしーさんが訪れたのは、築地場外市場。古くからの小さな飲食店が軒を連ね、多くの腹ペコ観光客でにぎわう“食遺産ストリート”だ。
「これからお連れするのは、代々受け継がれたホルモン煮込みで人気の『きつねや』さんです。フォーリンデブが昔からフォーリンラブしている、とっておきのお店なんですよ(照)」
店の行列に並びつつ、恋バナにキャッキャと盛り上がるはっしーさんの愛の独白は続く。
「ここのホルモン丼は、ホルモンの旨味とご飯の一体感が抜群なんです。八丁味噌とともにいろいろなホルモンが大鍋の中で複合的に合わさって、それらすべてのエキスを吸収した継ぎ足しのタレ…。『丼』は、おかずとご飯のマリアージュであり、日本の食卓の原点『ごはんとおかず』が器の中でひとつになったオンザライスの究極系。思い出すだけで幸せ(泣)」
並んでいる人の中には外国人観光客の姿もチラホラ。はっしーさんのみならず、世界中の人たちから愛されている様子。
「実は海外ではホルモンを食べる文化があまりないんですよ。せっかくだから味噌で煮込まれた日本ならではのホルモンのおいしさを感じてもらいたいですよね。路面のテーブルで立ち食いが体験できるっていうのもオススメしたいポイントです。築地の青空の下、昔ながらの丼をかきこむというのは、それだけでもうエンターテインメント!」
運よくカウンターの席が空き、ホルモンがぐつぐつと煮込まれている大鍋の目の前に陣取る。
「わあ、アリーナ席だ!今日は僕が長年通い詰めた末に編み出した、オリジナルの『黄金のホルモン丼』をご紹介します。これが僕の愛し方です(キリッ)」
卵がポイント!はっしー特製「カスタムホルモン丼」
はっしーさんがキメ顔で注文したのは「ホルモン煮」(650円)、「ごはん 大」(320円)、「生卵」(50円×2)。
「いわゆる別盛りで注文して自分で丼を完成させます。まずは、生卵をご飯にかけて勢いよく混ぜ、卵かけごはんを作ります。うわー、このままで食べたい~。そこをグッと我慢し、ここに煮込みを投入して、いただきま~す!」
「ん~デブリシャス!こってりとしたホルモンを受け止める黄金色に輝く卵かけごはんの優しさよ!もちろん、白米だって母なる大地ですよ。でも卵かけごはんになったら、なお喉ごし良好!卵をかける事でごはんがコーティングされるので、その隙間と隙間の間にエキスが入り込んで、スキマスイッチ!早朝から営業しているので、目覚めの一杯にもバッチリですよ!」
デブリシャスのためのマメ知識!
「場外は市場で働く食のプロたちの地元飯として栄えてきた歴史があります。うまい店か見極めるには足下をチェック!長靴の人がいれば、市場の人も通う本当においしい店という証拠です」(はっしーさん)
今回のお店「きつねや」
昭和22年創業以来、築地場外市場で長きに渡り愛される人気店。八丁味噌をベースにじっくり煮込んだ牛ホルモンをご飯に乗せた「ホルモン丼」(850円)が一番人気。開業から継ぎ足し守られてきた老舗にしか出せない味わいを、ぜひ楽しんで欲しい。
場所:東京都中央区築地4-9-12/電話:03-3545-3902/営業:6:30~13:30/休み:日、祝日、市場閉場日
次回は、大食いアイドルもえのあずきが“東京唯一のわんこそば”を紹介!【東京ウォーカー編集部】
コダマタイチ