【漫画】「当たり前ができない…」介護が必要な父親と、それを支える“家族の苦闘”が胸に刺さる

東京ウォーカー(全国版)

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「当たり前」ができなくなっていく父親…

お金の問題には書類がつきもの。名義人直筆でないと契約や解約ができなかったり、カードや通帳、印鑑や住民票など細々したものが必要になってくる。もちろん、普段は「面倒くさい」程度で済むかもしれない。しかし、病気になってしまったり介護が必要になったとき、果たしてそこまで気が回るだろうか?大病を患った父親の介護を描いたコミックエッセイが、Twitterで話題を集めている。


この漫画を描いたのは、「発達障害グレーゾーン」の特性を持つクロミツさん(@kuromitsu1510)。「甘え」「怠慢」と世間から疎まれる“生きづらさ”を描いた作品『灰低 生きづらい+グレーゾーン』や、脳腫瘍に苦しむ父親の介護生活を描いた『電子書籍と親父の介護』を発表している漫画家だ。

今回紹介するのは、父親の介護を通して家族に向き合うシリーズ漫画『令和介護録270日』の第7話。父親が脳の病気により入院したあと、これまでできていた「当たり前」が「当たり前でなくなる」家族の“困惑”を描いている。手術を終え、一時退院した父親を介護するクロミツさんは、当面の生活資金を得るため定期預金を解約することに。しかし、行った先の銀行で父親はクレジットカードを忘れたと言い出して…。


その責任すべて自分のせいにされたクロミツさんも怒りを堪えきれず、イライラがつのって口論へ。さらに、銀行で再発行してもらったカードについても一悶着が起きてしまう。しかし、クロミツさんは脳に腫瘍を抱えた親父を問い詰めることができず、ストレスだけが溜まっていくのだった。


SNSのコメント欄には「後遺症恐ろしいですね」「脳の病気は本当に大変ですね…」と、クロミツさんを気づかう声が。また、人ごとではない問題なだけに、物忘れがひどくなってしまう事への恐怖に関するコメントも見られた。

普段、何気なく認識できるはずの郵便物や財布の中身が認識できず、あろうことか廃棄してしまう。脳の病気を患う過酷さと、それを介護する家族の苦悩を身近に感じることができる作品だ。

画像提供:クロミツ(@kuromitsu1510)

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