角川武蔵野ミュージアムにて開催中の企画展「浮世絵劇場 from Paris」と東京交響楽団がコラボレーションした1日限りのコンサート『オーケストラコンサート in 浮世絵劇場』が、1月6日に開催された。当コンサートの模様は、
現在ニコニコ生放送にて無料アーカイブ配信中
だ。
360度巨大浮世絵映像×オーケストラが作り出す芸術空間
『オーケストラコンサート in 浮世絵劇場』では、日本を代表するオーケストラ・東京交響楽団に加え、気鋭の若手邦楽家LEO(琴)、藤原道山(尺八)を迎えた総勢44名の演奏者が登壇。東京交響楽団正指揮者・原田慶太楼氏が当コンサートのためだけに監修した全12曲を披露した。来場者は「浮世絵劇場 from Paris」のテクノロジーと伝統が融合する巨大映像と、躍動感あふれる洗練された演奏を、目で、耳で、全身で堪能。全く新しい芸術空間となった。
コンサートの模様は、
「ニコニコ生放送」内にて1週間限定で無料アーカイブ配信中
だ。無料配信期間は1月12日(水)まで。その後1月13日(木)~4月10日(日)の期間、有料コンテンツとして販売予定だ。
ここでは、指揮者・原田氏と当コンサートプロデューサー・今井氏のコメントを紹介する。
原田慶太楼氏コメント
東京交響楽団は「世界がどんな状況でもクラシックを楽しんでほしい」という想いのもと多くのチャレンジングな活動をしてきたので、本企画に声をかけてもらえて大変うれしいです。本企画展の題名「SPIRIT of JAPAN」をどうしても大切にしたかった。日本とフランスの音楽をどう融合させるか、という点を一番に考えて選曲・アレンジしました。足元で魚が泳いだり、お客様が回遊したり、一瞬たりとも同じ場面がない常に移り変わる空間に合わせてそのときのインスピレーションで音楽を奏でる…、今までにない空間で演奏出来てとても刺激的でした。
今井久氏コメント
360度映像で浮世絵を全身で浴びるという点以外に新しい価値を提供するため、チャレンジングな活動をしている東京交響楽団にお声がけしました。通常とは違った音楽に合わせて浮世絵を見ると、今までとは全く違った景色に見えました。その感覚も新鮮でしたし、目で浮世絵を浴び、耳ではオーケストラの生演奏を浴びて、全身で日本とフランスの芸術・音楽を感じられてとても興奮しました。