原鉄道模型博物館(神奈川県横浜市)で5月15日(月)まで、「きかんしゃトーマス スペシャルギャラリー」が開催中。イベントの目玉は、イギリスのテレビシリーズで撮影に使われていたトーマスたちの模型!実際にジオラマを走行する形で展示されており、ファンの間でも話題を呼んでいる。
今回、動画ファッションマガジン「C CHANNEL」クリッパー(投稿者)の中島恵美さんが同企画をレポート。「きかんしゃトーマスは昔から大好きな作品。現在はCGですが、昔ながらの模型版にも愛着があります。本物のトーマスを見られるなんて、すっごく楽しみです!」(中島さん)。
2012年に開館した原鉄道模型博物館は、鉄道模型製作家、コレクターであった原信太郎さんのコレクションを集めた日本屈指の博物館。原さんは2014年に95歳で亡くなるまで、世界中を巡って模型の製作と収集に打ち込んだ。所蔵する模型は約6000両、生涯で撮影したスチール資料は約10万枚にものぼり、同博物館にはその膨大なコレクションのうち約1000両が展示されている。
期間中、キャラクターの原型となった車両の特別展示やスタンプラリーなど、館内各所でトーマスの世界が楽しめる。中島さんも、オリジナルシールがもらえるスタンプラリーの冊子をさっそくゲット!
まずはトーマスやなかまたちの原型となった車両や原模型の比較展示コーナーを発見。人気のキャラクターをはじめ、4月から公開中の映画『走れ!世界のなかまたち THE GREAT RACE』に登場する、世界中からやってきた機関車たちも紹介されている。
そしていよいよ、きかんしゃ トーマスのなかまたちが走っている「いちばんテツモパーク」へ!世界最大級の1番ゲージ(縮尺32分の1)ジオラマがレイアウトされているエリアで、車両や走行音をリアルに再現することにこだわったという。そのため、ジオラマの線路と車輪には鉄が使われ、電気も本物と同じく架線から繋いでいるとのこと。
「こんなにスケールの大きなジオラマ、はじめて見ました…!」と中島さんも驚き。
イギリスから上陸しているのは、トーマス、パーシー、ジェームスなどの16キャラクター。走行時間は日によって違うため、館内の時刻表をチェックしよう。
最後は、1番ゲージジオラマを運転できる「動鉄(うごてつ)実習」を体験することに。通年行われているこのプログラムは、車両の車載カメラを見ながら本物の運転台でジオラマを運転できるというもの。スタッフに教わりながら「本物の機関車を運転しているみたい!」と運転士気分を楽しんでいた。
「トーマスやなかまたちに会えて感動!スタンプもばっちり集めましたよ」と大満足の中島さん。「トーマスたちのモデルになった車両や原模型が見られるのもうれしいですよね。新たな一面を知ることができました」(中島さん)。
走行中のきかんしゃトーマスのなかまたちは、とても貴重。さらに、走っている様子が見られるのは、国内でも珍しい1番ゲージジオラマがある原鉄道模型博物館だからこそ。彼らの姿を目に焼き付けるべく、横浜へ出発だ!【ウォーカープラス編集部】
金城和子