神戸どうぶつ王国では2022年2月19日に、スナネコの赤ちゃんが4頭誕生!母親のバリーにとっては3度目の出産で、多頭数の出産は今回が初めて。内1頭は特に小さかったため心配されていたが、母乳をしっかり与えられるようエサの量を増やすなど飼育スタッフの工夫や、バリーの懸命な育児の甲斐もあり、みんな順調に育っているそう。
母子ともに元気いっぱい!赤ちゃんの様子を聞いてみた
アフリカなどの砂漠地帯に生息する、世界最小の野生ネコ・スナネコ。大きな耳とあどけない顔が特徴で、その愛らしい姿から“砂漠の天使″と呼ばれ親しまれている。しかし、あくまでも野生動物で見た目に反して牙が鋭く気性も荒いため、ペットには向いていない。
神戸どうぶつ王国では現在、父親のムスタと母親のバリー、そして今回生まれた赤ちゃんの、6頭が暮らしている。
赤ちゃんの現在の様子や母親バリーの子育てについて、飼育を担当する馬場さんに話を伺った。
「現在は母子ともに、獣舎で元気に過ごしています。誕生した4頭は生後20日を超えて動きも増え、犬歯も少し見えてきています。バリーにとって初めての多頭数の出産だったので少し不安でしたが、自然哺育となった2回目に比べても出産時は比較的落ち着いた様子でした。ベテランママぶりを発揮しています」
4頭にはそれぞれ、個性などはあるのだろうか。
「まだはっきりとした個性はわかりませんが、比較的身体の大きな個体は小さな個体に比べても動きが多いように感じます。最近は仔同士でじゃれあっている様子も見られます」
赤ちゃんは3月25日からデビュー!
バリーと赤ちゃんは刺激を与えないよう獣舎に入っていたが、2022年3月25日(金)より北フロアの「スナネコ赤ちゃん展示場」にて10:00~11:30、13:30~15:00に公開。元気いっぱい遊ぶ姿やじゃれ合う姿が見られそうだ。
取材・文=石川知京
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