2022年6月3日(金)より、NTTドコモ(以下、ドコモ)は、8700万人(2021年12月時点)以上のユーザーが加入しているポイントプログラム
「dポイントクラブ」
について、プログラムの内容を改定する。
「dポイントクラブ」は、ドコモが提供する、dポイントが「たまる」「つかえる」入会金・年会費無料のオトクなポイントプログラム。ドコモ以外の他社でも使用できる“共通ポイントサービス”で、付与されたポイントを使えば、割引や特典といった恩恵を受けることができる。
そんな「dポイントクラブ」が生まれ変わるということで、今回はNTTドコモ マーケティングメディア課長の山本氏に、その内容を詳しく説明してもらった。
――プログラムが改定されたとのことですが、具体的な変更点を教えてください。
【山本氏】「dポイントクラブ」は、街やネットの加盟店で使いやすいとユーザーさまからご評価をいただいているのですが、今回、dポイントカード・d払い(スマートフォン決済サービス)・dカード(クレジットカード)といったサービスで、どれでも“使えば使うほど”dポイントがたまりやすくなるポイントプログラムに改定しました。ですので、街や店舗でより使いやすくなります。街やネットでのお買い物の他、エンタメ、通信・電気などの公共料金のお支払いなど、日々のあらゆるシーンでためて、便利に使うことができます。
決済・ポイント利用可能カ所は約387万カ所まで拡大しました(2021年12月時点)。dポイントは特にドラッグストアやファーストフード店、コンビニなど、日常的に立ち寄る店舗でよく使用していただいているんですよ。
プログラムの具体的な変更点は3つありまして、1つ目は、新たに「ポイント倍率アップ特典」を用意したこと。ランクに応じてdポイント加盟店でのdポイント進呈倍率が上がります(※一部、対象外の店舗、商品、サービスあり)。
「dポイントクラブ」のランクは、街やネットの加盟店におけるお買い物や、ドコモの各種サービスご利用を通じて、判定対象期間(3カ月間)中に獲得いただいた「dポイント獲得数」に応じて、5段階(1つ星~5つ星)で判定されます。
例えば、お客さまが判定対象期間中に100ポイントを獲得いただいた場合、ランクは1つ星から2つ星にランクアップし、「ポイント倍率アップ特典」が適用されるため、dポイント加盟店(街のお店、ネットのお店)におけるdポイント進呈倍率は1.5倍となります。dポイント進呈倍率は最大2.5倍です(5つ星ランクに該当する場合)。
プログラムの変更点の2つ目は、ドコモの携帯電話回線を長くご利用いただいているお客さまで、「ドコモのギガプラン」などの対象料金プランをご契約の場合にご提供する「ずっとドコモ特典」を「長期利用ありがとう特典」へ改定することです(※「長期利用ありがとう特典」の提供は、誕生月が2022年6月以降のユーザーが対象)。
「長期利用ありがとう特典」は、ドコモの携帯電話回線を3年以上ご契約で、「5Gギガホ プレミア」「5G ギガライト」「はじめてスマホプラン」などの対象料金プランをご契約のお客さまが対象となり、誕生月におけるd払いの還元率が最大でプラス20%となります。
こちらはエントリーは不要で、誕生月にd払いをご利用いただくだけのシンプルな特典。加えて、これまでの「ずっとドコモ特典」におけるポイント進呈上限は、「ギガホ」をご契約いただいているお客さまの場合、最大3000ポイントでしたが、今回開始する「長期利用ありがとう特典」のポイント進呈上限は最大5000ポイントとなります。
プログラムの変更点の3つ目は、ランクアップしやすい会員プログラムになったということです。「dポイントクラブ」のステージは名称をランクに変更するのですが、併せて、判定期間の短縮、ランク判定基準となる「dポイント獲得数」の基準引き下げ、および「dポイント獲得数」の判定対象サービスの拡大により、特典を受けやすいプログラムになりました。
――「dポイントクラブ」を“使わないと損している”のはどんな方になりますか?
【山本氏】「dポイントクラブ」は、街やネットの加盟店で使えるものですので、普段のお買い物でポイントをためられていないと損をしているのではないかなと思います。あとは、ドコモの携帯電話回線をご契約の方は、それでポイントがたまっていますし、少し頑張ればランクも上がりやすい形になっていますので、そうした方にも是非「dポイントクラブ」をご利用いただきたいと思います。
――dポイントのお得なため方・使い方を教えてください。
【山本氏】「dポイントカードのご利用+d払いでのお支払い」、「dポイントカードのご利用+dカードでのお支払い」といったご利用方法で、ポイントの“二重ドリ”がお得です。
例えば、コンビニのファミリーマートさんなど、dポイントカードとd払い両方に対応したお店でご利用の場合、dポイントカードをご利用の上で、d払いで決済すると、dポイントカードの基本ポイントに加え、d払いの基本ポイントが進呈されるんです。200円(税込)で1ポイント進呈されるお店で、dポイントカードのご利用とd払いで2000円(税込)のお支払いをした場合、20ポイントが進呈されます。ためたポイントというのはランク判定の対象にもなりますので、“二重ドリ”をして、たくさんポイントをためるとランクも上がって、さらにお得になる…という仕組みです。
――今後、dポイントはどういった展開を見据えていますか?
【山本氏】2015年からスタートし、約6年経過した「dポイントクラブ」は、約8700万人が会員さまになり、dポイント利用数も累計約1兆ポイントとなりました。dポイントは、決済・ポイント利用可能カ所が多いというのが特徴ですが、今後も利用できる店舗を増やしていきたいと考えています。
あとは、dポイントを活用した社会貢献など、ポイント利用の部分に関しても、魅力を高めていけたらと考えています。そして、30~40代と、“ポイ活”(ポイントを効率よくためて使うこと)の意識が高い層以外にももっと使っていただけたらと思いますし、先ほど話しました“二重ドリ”についてはご存じない方もいらっしゃいますので、特設サイトなどでも分かりやすく、しっかりアピールしていければと考えています。