株式会社BAKEのバターサンド専門店「PRESS BUTTER SAND(プレスバターサンド)」が4月27日(木)、東京駅丸の内南口構内にオープン。同日、PRESS BUTTER SAND記者発表会が行われ、オープンに先立ち「PRESS BUTTER SAND」を体験した。
「PRESS BUTTER SAND」は一ブランドで一種類をコンセプトに、商品は「バターサンド」のみ。店舗内で焼き上げた「焼きたてバターサンド」(150円)と、パッケージングされ、焼きたてに比べ賞味期限が長くギフトに向いたセット(6個入り900円、10個入り1500円)とを選ぶことができる。
「バターサンド」を試食してみたところ、クッキーの歯ごたえあるかたさと、噛んでから口の中でほろっと崩れる食感に驚く。「バターサンド」専用のプレス器を使い、約3分という短時間に一気に焼くことでクッキー生地のねちねちとした感触をなくし、また油分が高温で溶けて行きわたるため、硬いクッキーが食べた時にはもろい、という絶妙のバランス。表面に入った模様に沿って割れるようにもなっている。クッキーの中に詰め込まれたなめらかなバタークリームは、コクがあり甘すぎず、それでいてほのかに後を引く。細部までこだわられた一品だ。
店舗は丸の内南口改札を入り、南通路に面した場所にある。「鉄の地肌そのもの」をコンセプトにデザインされた店舗は、虚飾がなく研ぎ澄まされた雰囲気を感じさせる。正面には、機能的なイメージのグレーと溶鉄を思わせるビビッドオレンジのパッケージがずらりと並ぶ。洗練された包装デザインがそのまま店舗のインテリアとしても機能していた。
店舗奥では、はさみ焼の技術を参考に開発されたオリジナルのプレス器によってまさに「バターサンド」が焼き上げられていた。工房部分の前は透明になっており、店舗外から製作の過程を見ることもできる。手仕事により目の前で焼かれたバターサンドを焼きたてのまま食べられるのは、工房一体型店舗ならではの魅力だ。
製品、工程、デザイン、すべてに一貫したこだわりを感じされる「PRESS BUTTER SAND」。シンプルだからこそ奥深い、土産菓子の新たな形をぜひ体感してほしい。【ウォーカープラス編集部/国分洋平】
国分洋平