東急百貨店 東横店では、肉マイスター・田辺晋太郎プロデュースの「〈生〉地ビールでがっつり 第3回 肉グルメ博」が5月2日から9日(火)まで開催中だ。予約が取れない&行列が絶えない有名店が集結する肉の祭典を体験レポート!
この人が仕掛け人! 肉マイスターの田辺晋太郎さん
ステーキからホットドッグまで
会場のある8階に到着し、エレベーターのドアが開いた瞬間に香る、肉の焼けるいい匂いに期待が膨らむ。麻布十番の「十番右京」など初登場の17軒を含む、約23軒が出店。また、「食べログアワード2017」Gold受賞の「SATOブリアン」が販売するシャトーブリアンをのせた「ブリ弁」5001円(5月5日(祝)・6日(土)、各日100折限定)など、注目のグルメも目白押しだ。今回はその中から3つの肉グルメを実食してみました。
西麻布 けんしろう
まず目に飛び込んできたのは、「西麻布 けんしろう」のブースで行われていた肉の解体。慣れた手つきで肉をさばいていく様子に思わず見入ってしまう。その肉を低温調理し、サクラチップで燻して香りをまとわせた、「高森和牛赤身肉のけんしろう焼き」(1人前・約100g、2160円)を実食。
サクラチップの煙が入った弁当箱は、ヴィジュアルのインパクトが抜群。そっとフタを開けると、閉じ込められていた煙がふわりと上がり、中からは高森和牛赤身肉がお目見え。口に入れるとサクラチップの香りが広がり、噛むたびに肉の旨味がジュワ~と押し寄せる、肉好きにはたまらない一品だ。
SUPER HOTDOG!!
続いては、今年の3月に閉店した吉祥寺の「SUPER HOTDOG!!」が同イベント限定で復活していると聞きつけ、さっそく来店。お店一押しの「スーパーホットドッグ ハラペーニョ」(1780円)を注文すると、オーダーごとに天然酵母パンの切り込みを入れ、焼きたての自家製ソーセージをサンドしてくれる。仕上げに、削りたてのチェダーチーズをたっぷりとのせてできあがり!
直径約25cmもある特大の「スーパーホットドッグ ハラペーニョ」(1780円)をさわやかな笑顔の店主さんから受け取り、大きく口をあけていただきま~す! ジューシーな自家製ソーセージの旨味とチェダーチーズのコクが濃厚で、手作りのケチャップ&マスタードが全体の味をまとめている。また、天然酵母パンは外がサクッと、中はモッチリとしていて、具材との相性もばっちり。一瞬その大きさに食べきれないかと思ったが、ハラペーニョのピリッとした辛さがアクセントになり、ペロリと完食!
「肉山」×「赤身とホルモン焼 のんき」
そろそろご飯ものが食べたくなり、チョイスしたのは吉祥寺の「肉山」と曙橋の「赤身とホルモン焼 のんき」の「色んな29丼」(1人前、1500円)。低温調理された牛ヒレと牛ハラミを約1cmの厚さに切り分け、たっぷりとご飯にのせた肉度満点の丼だ。
プリンとした牛ヒレと、ふんわり柔らかい牛ハラミの異なる食感が楽しめる。さらに、ニンニクをたっぷり利かせた「肉山」特製の焼肉ダレが、双方の肉の旨味を引き立て、少し堅めに炊かれたご飯がどんどん進む。
地ビールなどのドリンクも充実!
お腹も満たされ、気になっていた地ビールのブースをウロウロ。「Far Yeast Brewing」の「東京ブロンド エクスポート」(519円)や、「富士桜高原麦酒」の「ラオホ」(500円)など、多彩なビールがそろうほか、各店にはワインや日本酒など肉料理に合わせたアルコールの販売も!
フロア内は、料理がすぐ食べられるよう、立ち食いスタイルのカウンターが各所に設けられていて、まるでフードホールのような雰囲気を楽しむことができる。各料理店の調理風景を見ながら、できたての料理をその場で食べられるシステムは来場者にも好評だ。
今日から開催ということで会場に訪れていた、肉マイスターでイベントのプロデュースを手掛ける田辺晋太郎さんに話を聞いた。「今回で3回目を迎え、回数を重ねるごとにブラッシュアップしてきましたが、今回はその総決算とも言えるラインアップです。料理の味はもちろんですが、店主さんの人柄や素材へのこだわりなど、僕が信頼を置くお店をそろえました。また、お店の味をそのまま味わってほしくて、『鳥しき』の『肉グルメ博特製鳥弁当』(1折、3456円、5月8日(月)11:00、15:00、各回40折限定)は、当日の配達を僕が担当します。なかなか訪れることができないお店が一堂に集まる貴重なグルメフェスに、ぜひお立ち寄りください!」
煙をまとったステーキから超巨大ホットドッグまで、味はもちろんビジュアルも高クオリティな肉グルメを思う存分満喫しよう。【東京ウォーカー/和田麻里】
和田麻里