館内に一時保育施設が!「OSAKAしごとフィールド」リニューアル

関西ウォーカー

5月8日、エルおおさか本館(大阪市中央区)にある大阪府の総合就業支援施設「OSAKAしごとフィールド」がリニューアルオープンした。それにともない11日(木)にオープニングセレモニーが開催され、松井一郎大阪府知事など各関係者が列席した。

トップに登壇した松井知事は、「1日でも早い就職支援を実施し、これまで通りきめ細やかな支援を継続していきたい。またこの施設が先進モデルとなるように、さまざまな企業と連携していきたい。」と挨拶。続いて苧谷 秀信大阪労働局長は、6月に館内で設置される保育所に関して「女性が就職活動するにあたって保育所に申し込みたいと思っても、申し込みは母親が就職していないとできないという矛盾が生じていたので、この問題を解決できるようになればと思っています。また(このような保育所設置が)他の自治体にも広がって、女性が就職する大きなステップになれば。」と抱負を述べた。

大阪府とUIJターン就職促進に関する協定を締結した山田清志東海大学学長は「大阪のような大きな自治体とこのような協定を結ぶのは初めてです。大阪に東海大学の付属高校があり、そこから東海大学に進学する学生がいますので、その方たちは少なくとも大阪に戻したいと思っています(笑)」と恐縮しながらも、大阪らしい笑いのあるコメントで挨拶した。

終盤にはそれぞれの挨拶で士気が高まった雰囲気のなか、関係者によるテープカットが実施され、イベントは閉幕した。

今回のリニューアルで「公園」をテーマに施設空間が一新され、就職に困難性を有する求職者等への支援強化、「製造」「運輸」「建設」を中心とした企業支援の強化、就職先の選択肢を広げる職種志向拡大カウンセリングの実施などのほか、女性が安心して就職活動に専念できるように、就職決定後も利用できる、民間保育所と連携した一時保育サービスの取り組みなどが実施される。

【関西ウォーカー編集部/小笠智子】

小笠智子

注目情報