毛糸のパンツが進化!女子の間で“ハラパン”が人気

東京ウォーカー(全国版)

以前は、冬になれば幼児や小学生の女子の間では常識だった“毛糸のパンツ”。最近のルームウエア人気に後押しされて今、若い女性の間で注目を集めている。中でも“毛糸のパンツ”と“ハラマキ”が合体した「ハラパン」なるものが人気だ。

「ハラパン」は通常の毛糸のパンツよりもウエスト部分が長く、はけばお腹まですっぽりと覆ってくれるというもの。ほかに腹巻きパンツ、腹ショーなどとも呼ばれている。

「かわいいデザインと2000円前後の手に取りやすい価格で人気です」と言うのは、大手下着メーカー・ワコール。同社では18〜24歳の女性をターゲットにしたアンダーウエアブランド「ウンナナクール」と「ランチ」を展開。2006年ごろからハラパンを販売し、売り上げは前年比3倍という人気ぶりだ。

「ハラマキ人気を追うように毛糸のパンツは売れていますが、特にハラパンは今年、突出して売り上げが伸びています」と同社広報。発売当初よりもラインナップを大幅に増やし、ボーダーやドット、星柄などをウンナナクールで7種類、ランチで15種類展開している。ハラマキと毛糸のパンツを別々で購入するよりも経済的で、ルームウエアとしてショートパンツのようにアウター利用もできるかわいいデザインが、女子の心をつかんだようだ。

また、今年9月にデビューしたルームウエアブランド「シークレットキャンディ」でも、ハラパンを販売。デビューしたてのブランドなのでまだ1種類のみの展開だが、「ハラマキのように付けていてズレないところが好評」だと言い、販売目標の約400枚がほぼ完売の状況だ。ほかにも下着メーカーや通販会社などから続々とハラパンが登場している。

あったかくてオシャレ、はき心地も良くて低価格と、いいとこどりの「ハラパン」。本格的な冬を目前に、女子のデリケートなお腹を包んでくれるかわいいアイテムとして、ますます注目が集まりそうだ。【東京ウォーカー】

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