手塚治虫、藤子不二雄A、藤子・F・不二雄、石ノ森章太郎、赤塚不二夫などの昭和を代表する漫画家たちが若手時代に暮らした、木造2階建てのアパート「トキワ荘」。実際の建物は既に解体されているが、トキワ荘が実在した場所の近くには、トキワ荘を再現した「トキワ荘マンガミュージアム」がある。まさに“漫画の聖地”として蘇ったトキワ荘マンガミュージアムの魅力を、撮影を機に訪れた=LOVEの大場花菜と共にナビゲート!
まずは2階のトキワ荘再現フロアを満喫!
昭和を感じる木の扉をくぐり、階段を上ってトキワ荘の再現フロアへ。そこはまるで、当時のトキワ荘へタイムスリップしたかのような雰囲気!まず目に入るのは、便所と共同炊事場。トキワ荘の近くにある中華料理屋「松葉」のラーメンどんぶりが、なんともリアルだ。
歩くと軋む廊下を進むと、右手に20号室の再現部屋が。ここでは時期によって、鈴木伸一・森安なおやの展示か、よこたとくおの展示を楽しめる。(写真はよこたとくおの展示)
その隣の19号室は、柳で編んだスーツケースひとつで入居してきたという、水野英子の部屋。トキワ荘の紅一点であった水野の再現部屋は、家具や荷物も少なく、すっきりとした空間になっている。
廊下の突き当たりにあるのは、石ノ森章太郎のアシスタントとして山内ジョージが暮らしていた18号室。山内ジョージは、漫画家としてトキワ荘最後の住人とも言われている。食べ終わった出前のラーメンや漫画の参考資料など、小道具まで細かく再現されているため、端から端まで観察してほしい。
その他、トキワ荘の歴史や当時の様子を紹介する展示部屋や、メダルを購入できる部屋などもあり、見どころは尽きない。