2022年10月8日・9日の2日間に渡り、福井県池田町および池田町教育委員会が町民グラウンドにてウッドスポーツ「ゲッター選手権2022」を開催した。
大会名誉会長には、タレントのパックンマックンが就任。パックン(パトリックハーラン)が2005年「福井ブランド大使」や2016年「福井市観光大使」に就任、パックンとマックン(吉田眞)ともに2019年パラ応援大使に就任など、福井県とゆかりが深いことから抜擢された。
2日間に渡り白熱した戦いが繰り広げられ、大盛況のうちに終了した本大会の模様を紹介したい。
「ウッドスポーツ」とは?
福井県池田町は人口約2300人、森林面積が90%を超える森に囲まれた小さな町で、心をいやす日本の原風景、作物をいつくしむ感謝の気持ち、人と人が思いやり、支えあって暮らす「あたりまえをたやさないまち」を目指している。
また、豊かな森を活かし、守り育て、持続可能な社会を作っていくために100年後も人と森とのつながりを紡いでいくことを目的とした「木望の森100年プロジェクト」を推進するなかで、2017年に池田町で考案された、木を活かしたスポーツが「ウッドスポーツ」だ。
ウッドスポーツには「木ッター」「立ッター」「ゲッター」の3種目があり、本大会では、長い下駄を履き直線コースを駆け抜け、選手同士の協働が勝利へのカギを握る「ゲッター」(4人制のゲッタークワッド、2人制のゲッターペア)を選手権として実施。
記念デモンストレーションとして、大会名誉会長のパックンマックンもウッドスポーツに挑戦!杉本町長とチームを組んで、池田町と相互連携協定を結ぶ福井工業大学・留学生のみなさんと「木ッター」を 、地元企業に勤務する女性ペアと「立ッター」を、それぞれ対戦した。
会場があたたかい応援と笑いに包まれる中、実際にウッドスポーツを体験したパックンマックンは「池田町発信のウッドスポーツがもっと広がって、全国いろいろなところから参加してほしいですね」と参加者と健闘を称えあった。
熱戦のあとは参加者と住民の交流も!
8日に開催されたレセプションでは、廃校になった小学校をリノベーションした「農村de合宿キャンプセンター」にて、池田町の風土料理を中心とした「池田・食のバイキング」を楽しめる企画も。終了時間いっぱいまで参加者と池田町住民との交流が行われ、笑顔あふれる場となった。
受賞者には木製のオリジナルメダルや盾が授与
9日には、8日の予選タイムによるトーナメント形式で本戦を実施。大会後の表彰式では各受賞者に木望の森ならではの「木製」のオリジナルメダルや盾、副賞として池田町特産品が授与された。
大会を終え、パックンマックンは「ゲッターは池田町の象徴ですね、みんなと息を合わせて一歩一歩前に進めば、ゴールは必ず達成できることを学びました!」と笑顔で締めくくった。
<大会結果>
■ゲッタークワッド(4人制)
21チーム、93名が参加!
優勝チーム:チームふくざい
準優勝チーム:飯田ゲッターズ
3位チーム:ナナフシ
■ゲッターペア(2人制)
16チーム、39名が参加!
優勝チーム:KatoLab
準優勝チーム:レンタルのニッケン300ヤード
3位チーム:北陸電力グループC
■特別賞
スピードゲッター賞(クワッド):チームふくざい(33.28秒/決勝戦タイム)
スピードゲッター賞(ペア):KatoLab(22.02秒/決勝戦タイム)
チームベストファッション賞:飯田ゲッターズ
全国から総勢132名が参加し、パックンマックンとともに盛り上がった本大会。「ウッドスポーツ」が人と人とのつながりをはぐくむ競技として、これからもさらに地域に貢献し、より多くの人に楽しんでもらえることを期待したい。