日本の伝統文化である花火と最先端のテクノロジー、さらには国内最高峰のパフォーマンスが融合した花火エンターテイメント「STAR ISLAND」が、5月27日(土)、お台場海浜公園にて開催。会場には1万5000人の観客が来場した。
初開催となる「STAR ISLAND」は、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向け、日本が世界に誇る花火を、音楽やパフォーマンス、ライティングなど様々な分野のクリエイターとともに進化させた、一夜限りの花火イベント。メインとなる花火は、墨田川花火大会や東京湾大華火祭にも参加する老舗「丸玉屋小勝煙火屋店」が担当。お台場海浜公園の砂浜には合計230台以上のスピーカーが並び、野外では世界初となる3Dサウンドとミュージック花火のコラボレーションが実現した。また、100人を超える実力派パフォーマーが会場を盛り上げ、ライティングエンジニアによる光の演出など、これまでにない革新的な世界観を創出した。
会場には16時から長蛇の列ができ、会場内のパフォーマーと戯れたり写真を撮るなど、スタート前から花火を心待ちにする来場者が、国籍や世代を問わず多数訪れた。日が沈み、高層ビルや東京タワー、レインボーブリッジに明かりが灯り始めると、会場内には波の音が流れ、ざわめきが起こった。
そして夜空に一発の大輪が舞うと、スピーカーが生み出す全方位型のサウンドが来場者を包み込み、リズムやビートが花火と見事にシンクロ。プロフェッショナルによる多彩のパフォーマンスと、さまざまなジャンルの音楽と融合した壮麗な花火に観客は魅了された。また、横になって花火が観られるベッドエリアや、一流シェフの料理を味わいながら鑑賞できるディナーエリアは発売後に即完売。来場者も思い思いの楽しみ方で花火を満喫していた。
緻密に練られた構成で観衆を沸かせた「STAR ISLAND」。東京から世界へと放たれた、新時代の花火は大盛況のうちに幕を閉じた。【ウォーカープラス編集部/国分洋平】
国分洋平