2023年1月10日に「HARUMI FLAGタワー棟デビューメディア発表会/タワー棟デザイン建築家トークセッション」が開催。東京五輪・パラリンピック選手村の跡地に誕生する「HARUMI FLAGタワー棟」の特徴について紹介された。
「HARUMI FLAG SKY DUO」は、2棟の超高層50階建て、総戸数1455戸のタワー棟で、2023年4月上旬にモデルルームを公開。第1期の販売を6月下旬に予定している。開発が進む湾岸エリアの突端部、東京湾を挟んでレインボーブリッジに正対する希少な立地に登場し、都心を一望する圧倒的な眺望を享受できるという特徴に加え、「HARUMI FLAG」という街の中心に位置することから、ランドマーク性やシンボリックな存在としての特性と、街の機能を自由に使いこなすことができる利便性の高さを兼ね備えている。
今回行われたイベント「タワー棟デザイン建築家トークセッション」では、街のシンボルとなるこのタワー棟のデザインのポイントなどを紹介。HARUMI FLAGの開発から携わってきた三井不動産レジデンシャル 都市開発三部事業室の古谷歩氏、高木洋一郎氏、佐藤惇平氏、マスターアーキテクトとしてHARUMI FLAG全体のデザインを統括した光井純アンドアソシエーツ建築設計事務所の光井純氏と、タワー棟のデザインを担当した同社の緒方裕久氏が出席し、HARUMI FLAGタワー棟の魅力をデザインの観点から紐解いた。
古谷氏は「湾岸エリアの突端部、まさに“東京最前列”に誕生します。高さ約180メートルの2棟1対のタワーマンション(SUN VILLAGE/PARK VILLAGE)で、ランドマークとしてデザインにもこだわりました。それぞれ48階には都心を一望できるラウンジも用意されています。また、HARUMI FLAG SKY DUOでは、エネファームを全戸に採用しています。タワーマンションで全戸採用している事例は数少ないと認識しております」と説明。
高木氏は、「水辺が見えないお部屋の方も海が見えるようになっていて、自分の所有物としてスカイラウンジを共有できます。また、約1メートルと廊下の有効幅も広く、その優雅さを感じていただけると思う」と、贅沢感のあるデザインについて説明を付け加えた。
そして光井氏は、「HARUMI FLAGは駐車場を地下化し、電信柱もない。視覚環境、体感環境についても東京で1番感じていただける場所。未来型の新しい生活を楽しんでいただければ」とアピール。
緒方氏は、「シンプルながらも広大なスケール感を表現するため、タワーの形をアシンメトリー(左右非対称)にデザインし、2棟を並べるとシンメトリー(左右対称)になるように構成しています。勝どき・豊洲のタワー軍を率いる力強いデザインにしました。また、タワー棟のアクセントカラーには、日本の伝統色を意識し『二人静(ふたりしずか)』と、『埴色(はにいろ)』をモチーフにしたものを使用しています」と、ディテールについても解説していた。