2016年に興行収入8億円、動員数48万人を突破した人気劇場アニメ作品「キング・オブ・プリズム(キンプリ)」の、第2作劇場版「KING OF PRISM -PRIDE the HERO-」が6月10日より公開開始し、わずか1週間で既に8万人を動員し、大ヒットとなっている。
「キング・オブ・プリズム」は、フィギュアスケートと歌、ダンスを組み合わせたプリズムショーで競い合うプリズムスタァたちの物語。臨場感あふれるライブシーンでは、観客はコスプレや声援、ペンライトで応援してOKという応援上映スタイルで楽しめるのが特徴だ。
今回大ヒット御礼として、6月17日に梅田ブルク7(大阪府大阪市)で舞台挨拶が開催され、香賀美タイガ役の畠中祐と、十王院カケル役の八代拓、そして監督の菱田正和が登場し、自身のキャラのセリフで挨拶した畠中と八代に、ファンは大きな声援と拍手で答えた。
5月20日の試写会以来大阪に来たかという質問に「週1で来ている」という畠中と「たまに来る」という八代。大阪で美味しいものを食べたかとの司会の質問に対して、試写会の際は時間がなくポップコーンを食べたと答えた畠中は、今日は美味しいものを食べると宣言。自身の役 タイガっぽく嫌そうに言って欲しいとのリクエストがあり「だから、いっぱい混ぜて焼くやつだよ」という畠中に対して、ファンは応援上映と同じく「なーにー?」と質問し、「お好み焼きだよ。言わせるなバーカ」と自身が演じるキャラクターに扮した畠中が答え、応援体制が準備万端な会場は大いに盛り上がった。
同様に質問された菱田は、前作で舞台挨拶に来た際にお好み焼き屋に行ったものの、ちょうど焼きあがった時に時間が無くなり、熱々のお好み焼きを大阪~名古屋間の新幹線ですごい匂いをさせながら食べた思い出を語り、時間がある今回は「ふわふわのを食べられるのが楽しみだ」と語った。
次に公開初日の6月10日に関東で、エーデルローズ(エデロ)生のキャスト7人勢揃いで1日で8回も舞台挨拶したことが話題となると、会場から「行ったよー」という大きな声があった。東京近辺では「監督ー」というすごく野太い声の応援が多いが、今日は黄色い声が多いという菱田に対し、すぐに男性ファンからの応援の声があがり、菱田が「2人には黄色い声援が多いけど、やっぱりこっちでも僕には野太い声が多い」と笑いを誘った。そして7人での初日舞台挨拶は、移動中はちょっとした遠足気分であったこと、ライブビューイング回以外では、少し羽目を外し気味で鷹梁ミナト役の五十嵐雅を中心に盛上ったことなどが披露された。
今後は、10月21日(土)に本作品初のライブイベントが開催されることが決定しており、そのことを聞かれた畠中は「ドラマチックLOVE」を歌いたいと答え、取材などの際に楽屋でエデロ生のメンバーで歌ったりしていることを披露した。また八代も、畠中と大阪のイベントに来た際に、待機中にBGMで流れていた同曲を2人で大きな声で歌ったが客に気づかれなかった話を披露。歌を歌うのが好きなメンバーが多いという2人に対し、菱田がオーディションでまず歌える事が条件になっていたことを暴露した。自分たちが歌ったことを忘れていた畠中と八代は、歌った曲がキンプリ作中の曲「pride」であったことを思い出し、その音源が残っているという菱田に対し、それを聞きたいとファンからは「お願いしますー」と大きな声が上がった。
また現在公開中の韓国に続き、台湾、香港での上映も決定しており、海外に広がっていくことをどう思うか聞かれた菱田は「ハリウッドのシーンは、アメリカの人が見たら面白いんじゃないかな。東京を描く時に侍が歩いているみたいな感じのシーンではないかと。この勢いで、ヨーロッパや南米でもやってほしいですね」と答え、笑いを誘った。
最後に一言ずつ挨拶をと問われ、「応援上映あってこそのキンプリ。新しい人が飛び込んできたら、一緒になって楽しめるそんな素敵な世界を作っていただければ嬉しいです」と畠中、「皆さん、暖かく応援して笑顔になって頂ければなと思います。今日は楽しんでください。」と八代、そして菱田が「イベントは関東近辺が多いんですが、大阪の事をいつも気にしていて、隙あらばいつでも来るぞという気持ちでいますので」と挨拶し、会場一体となって「エーデルローズ、ミュージック Ready Sparking!」という掛け声で締めくくった。【関西ウォーカー編集部/千束】
千束