西から徐々にピンクの花を咲かせていった桜前線も、いよいよ北海道最大の都市、札幌に到達。札幌周辺エリアの例年の開花は4月下旬から5月上旬と、ゴールデンウィークと同じタイミングでやってくるのが慣例だ。ぽかぽかした春の陽気に誘われおでかけしたくなる、札幌エリアの桜名所を紹介しよう。
円山公園の桜/例年の見頃時期:4月下旬〜5月上旬
北海道札幌市にある、円山原始林の北側に位置する公園。桜の名所として知られるようになった理由は、1875(明治8)年に、北海道神宮の参道に150本の桜の苗木が植えられたことに始まる。毎年ピンク色の花が満開になると、多くの人がレジャーシートを広げ花見を楽しんでいる。
モエレ沼公園サクラの森の桜/例年の見頃時期:4月下旬〜5月上旬
世界的に知られる彫刻家イサム・ノグチがデザインをしたアートパーク。園内には札幌市内を一望できるモエレ山や、レストランやギャラリーのあるガラスのピラミッド、最大25メートルまで噴き上げる海の噴水など、全部で15の施設が美しく整然と配置されている。ノグチのデザインした遊具126基が並ぶサクラの森は、開花時期になるとカラフルな遊具で子供を遊ばせながらお花見もできる人気スポットとなる(※火気厳禁。BBQ禁止)。
北海道立真駒内公園の桜/例年の見頃時期:4月下旬〜5月下旬
1972(昭和47)年の札幌オリンピックのメイン会場となった、北海道札幌市にある公園。85万平方メートルの敷地には約1万3200本の樹木が植えられ、約5万本の自然木が残る。例年4月下旬から蝦夷山桜が見頃となり、5月中旬からは八重桜(里桜)が満開を迎える。約1000本の2種類の桜が時期をずらして開花するので、長く桜を楽しめるスポットとしても知られている。