9thシングル『息をする心』をリリースしたSTU48のドラフト3期生、人気メンバーとして活躍する沖侑果が1st写真集『遊泳禁止』を2023年4月25日に発売。写真集へ込めた思いやこだわりなどを聞いた。
フェチを感じられるようなカットも撮りたい
――写真集が決まったときはどんな気持ちでしたか。
【沖侑果】先に写真集を出していた(岩田)陽菜さんに、「どうやったら写真集を出すことができるんですか」とずっと聞いていて、陽菜さんから「口に出すことが大切だよ」とアドバイスをもらったので、写真集を出したいと言い続けてきました。実際に決まった時は、写真集を出すことが私にとって唯一の目標だったので、叶って本当にうれしかったです。
――口に出して、自分の気持ちを伝えることは本当に大事ですよね。写真集を出したいと思い始めたのはいつごろからですか。
【沖侑果】メンバーが続々と写真集を出しているのを見て、私も出したいと思うようになりました。特に陽菜さんが昨年11月に出されてからは、私も絶対に出したいと強く思うようになりました。
――どんな写真集にしたいと思いましたか。
【沖侑果】STU48のコンプライアンスギリギリの内容にしたいというのはありました(笑)。和の雰囲気で撮影したいというのはお伝えして、島根と鳥取で撮影したんですけど、すごい趣のある旅館で撮りました。これまで見たことないような黒電話が置いてあったりしましたね。
あとは、制服は絶対に撮影したいと思って。フェチを感じられるようなカットも撮りたいなって、スタッフさんにお伝えして、その通りになってうれしかったです。
――制服からのキャミソール展開はアイドルの写真集ではこれまであまり見たことがないですよね。挑戦したときはどんな気持ちでしたか。
【沖侑果】制服の下は普通のキャミソールで、最初は撮影する予定じゃなかったんですけど、撮影してみたいとお伝えしたんです。女の子が服のボタンを取る仕草とか、着たり脱いだりとか、髪の毛をくくったりする日常動作がすごい大好きなので、そういうカットとかも撮りたくて、急遽撮ることになりました。ちょっとフェチを感じられるカットになっていると思います。
女子中学生がハイクオリティに描かれている『明日ちゃんのセーラー服』という大好きなアニメがあって、そのことをスタッフさんにお伝えしたら、その雰囲気で撮影しようとなって、私がやりたいことを撮りました。
――岩田陽菜さんの1st写真集『選べないクレヨン』も肌見せという点ではかなり攻めている内容だったと思いますが、陽菜さんの写真集を超えたいという気持ちはありましたか。
【沖侑果】陽菜さんの写真集もセクシーで、むちゃめちゃ攻めていましたね。明るくてかわいいと思いました。私の方が年齢が上だというのと、キャラが陽菜さんとはだいぶ違いますので、自分なりに攻めようと思いました。私の写真集はほぼしっとり、陰影という感じですね。陽菜さんの写真集とは、表紙から全然違うと思います。
ファンの方から求められてるのかを知りたかったので、どういうのが見たいですかと聞いたりとかして、意見を取り入れつつ、こういうのが撮りたいという候補をスタッフさんにお伝えしました。
ファンの方はやっぱり笑顔が見たいって言ってくださったので、太陽の下で撮影した爽やかなカットもいっぱいあります。
――特装版も含めて3種類の表紙を見させていただきましたが、どれも印象的ですごいですね。
【沖侑果】ありがとうございます。表紙候補はいっぱいあったんですけど、秋元(康)先生が選んでくださることになって、どれが選ばれるんだろうと思っていたら、スカートを持っている写真が選ばれて、公開されたときにすごい好評だったんです。多分、一歩手前の方が、きゅんとくるのかなって思います。
――タイトルの『遊泳禁止』を聞いたときはどう思いましたか。コンプライアンスと禁止ということを、秋元先生が掛けたのかなと勝手に思ってしまいました。
【沖侑果】とてもしっくりくるタイトルだと思い、うれしかったです。ぜんぶ漢字というのもなかなかないですし、ファンの方が「秋元先生は海をテーマに歌詞を書くときに遊泳禁止という言葉をよく付けてるんだよ」と教えてくださって、秋元先生が好きな言葉なのかなと思いました。