坂巻有紗が2023年6月2日(金)に公開される映画『スパイスより愛を込めて。』に出演、空手の黒帯役に挑戦する。演じる役柄のために髪を短く切って、1カ月間特訓を重ねたという。そんな彼女に、演じた役柄について一問一答形式で答えてもらった。
一度決めたことに関しては、そこに向かって一直線に突っ走るところが役柄と似ている
――まずは映画『スパイスより愛を込めて。』に出演が決まったときの気持ちを教えてください。
【坂巻有紗】私は食べることが大好きで、カレーもスパイスも本当に好きなので、「ご飯」に関する映画に出演できると知った時は純粋にとても嬉しく幸せだと思いました！監督にお会いしたときに、足の筋肉がしっかりしてるね〜と言っていただけたのがとても嬉しかったです(笑)。筋トレをするのが日課だったので、空手部の部長を演じるうえで今まで鍛えてきてよかったと思いました。
――演じる役柄のために長い髪をバッサリと切りましたね。空手をやっている予告が流れていますが、役柄について詳しく教えてください。
【坂巻有紗】私が演じた立花美宇は、空手部の部長で、主人公の蓮(中川翼)と莉久(茅島みずき)たちの先輩です。美宇は兄弟が多く、とても責任感が強くて、もちろん喧嘩も強いです(笑)。劇中でもみんなを助けよう、みんなのために動こうとするシーンが多く出てきて、人のために動ける優しい子だなぁと思いました。でもどこかドジっ子というか、抜けているところがあるのも美宇の魅力だと思います。
――撮影期間は1カ月と、以前のインタビューで語っておりましたが、初めての空手はどうでしたか？撮影が始まる前に準備したことはありましたか。
【坂巻有紗】私は運動はとても大好きで得意ですが、空手の経験はありませんでした。私が演じる役柄は空手部の部長、しかも黒帯の役だったので、さすがに未経験じゃ演じられないと思い、現場に入る1カ月前から毎朝空手の道場に通い、師範から直接ご教示いただきました。
最初は基本の姿勢もおぼつかなく、空手はこんなに難しくて奥が深いものなのだなと感じました。それでも、練習を重ねるごとに自信もついていき、師範からも褒めていただいたりして、毎日の練習がどんどん楽しくなっていったのを覚えています。
また、師範と一緒に帝京大学の空手部にお邪魔させていただいたりして、今現在空手で世界と戦っている選手の方を間近で見ることができただけでなく、その方達と一緒に練習もできて、とても刺激になりました。そういった贅沢な環境で空手を学べたことがとても幸せに感じました。
――坂巻さんと演じる役とは共通点や相違点はありましたか。どんなふうに演じましたか。
【坂巻有紗】まず共通点は、男まさりで兄弟が多くて、少し抜けているところです(笑)。一度決めたことに関しては、そこに向かって一直線に突っ走るところも似ています(笑)。多分その時の感情ですぐ行動してしまうんだと思います。
私は4人兄弟の2番目で、下の2人はどちらも男の子です。小さい頃から走り回って一緒に遊んだりしていたので、少し男まさりな性格に育ちました。また、学生時代は陸上やソフトボールなどの運動部に所属していたので、根性があります！そういったところは美宇と似ているなぁと思います。
相違点はあまりないかも(笑)。「思い切り」は私より美宇のほうがあるかもしれないです(笑)。とにかくまっすぐな性格の子なので、演じている時は空手とカレーと仲間のことしか考えないようにしていました(笑)。
――今回の役を演じることで、何か大きな変化はありましたか。
【坂巻有紗】空手を経験したことが大きな変化だったと思います。空手の型や組み手の動きはアクションのシーンでも絶対使えると思っているので、今後はアクションシーンの多い映画にもどんどん出ていきたいです！また、精神的にとても強くなった気がします。空手は目に見える動きだけでなく、心から鍛えられるものだと思いました。