2005年に1作目がアーケードゲームとしてリリースされて以来、家庭用ゲーム機やスマートフォン用のタイトルとしても、多数の新作が登場。さらにはテレビアニメ化や映画化、ライブイベントも定期的に実施。各種キャラクターグッズも好調な売り上げを記録している「アイドルマスター」シリーズ(略称:アイマス)。本記事では、そんな「アイマス」の数ある展開のなかから、2023年春よりスタートした新プロジェクトをピックアップ。今からチェックしてもばっちり楽しめるコンテンツを、まとめて紹介しよう。
「PROJECT IM@S vα-liv」
まずは「PROJECT IM@S vα-liv(プロジェクト アイマス ヴイアライヴ)」から(※)。こちらは「アイマス」シリーズとしては初の試みとなる、Vライバーによるオーディションプロジェクト。
※「vα-liv」の「vα」は、アルファベット小文字の「v」と、ギリシャ文字の「α」表記
バンダイナムコグループが重点戦略として掲げるIP(キャラクターなどの知的財産)軸戦略の一環として、「アイマス」シリーズが20周年を迎える2025年および、その先の未来を見据えて発表した「PROJECT IM@S 3.0 VISION(サードビジョン)」。その柱のひとつである「“MR”-MORE RE@LITY-プロジェクト」の中心的な企画で、アイドル候補生のキャラクターたちがライバー活動を通してデビューを目指すというコンテンツになる。
アイドル候補生たちによるライブストリーミングを起点として、視聴者は‟プロデューサーの1人”という立ち位置から、その活動内容を審査、サポート。プロデュース結果は配信や今後の活動に影響し、さらには候補生の進退の命運にも繋がってくるという、視聴者参加型の公開オーディションになっている。
オーディションは5月よりスタートし、連日、候補生たちによる配信を実施中。最終的には2024年2月の最終査定により、アイドル昇格か、プロジェクトでの活動終了が決定する…とのことで、視聴者はプロジェクト自体の評価も可能。もし、一定数の支持を得られない場合、プロジェクト自体の終了もあり得るという。
現在、「PROJECT IM@S vα-liv」に参加しているアイドル候補生はこちらの3名。
灯里愛夏(ともり まなか)
誕生日:7月1日
身長:158cm
血液型:B型
星座:かに座
出身地:福岡県
趣味:アイドル研究、カフェで読書、ミュージカル
特技:料理、利きアイス
上水流宇宙(かみずる こすも)
誕生日:9月12日
身長:162cm
血液型:B型
星座:おとめ座
出身地:東京都
趣味:イラストを描くこと、ゲーム、食べること
特技:書道、地獄耳
レトラ(サラ レトラ オリヴェイラ ウタガワ)
誕生日:11月11日
身長:159cm
血液型:O型
星座:さそり座
出身地:埼玉県
趣味:寝ること、ネイル・メイク、雑貨集め
特技:歌、古着リメイク
それぞれの個人生配信や、全員が参加するオーディション番組のスケジュールは公式サイトで確認できるので、気になる方はそちらをチェックしてみてほしい。
「アイドルマスター」シリーズ新作アニメ
上記の新プロジェクトに加え、2023年はアニメシリーズも3タイトルが立て続けに放送・公開される予定で、こちらも見逃せない。
4月より放送中の「アイドルマスター シンデレラガールズ U149」は、「アイドルマスター シンデレラガールズ」に登場する身長149cm以下の小学生アイドルたちにクローズアップしたタイトル。ニコニコやバンダイチャンネルなどでも配信中なので、放送を見逃してしまった人はこちらでチェックしよう。
続いて2023年秋には、テレビアニメ「アイドルマスターミリオンライブ!」の放送が決定しているが、これに先駆けて8月18日より、全国の劇場にて同作の先行上映が行われることに。全3幕、3週間ずつの全話先行上映という形式で、第1幕は8月18日~9月7日、第2幕は9月8日~9月28日、第3幕は9月29日~10月19日のスケジュールになっている。
そして2024年春には、「アイドルマスター シャイニーカラーズ」もテレビアニメ放送が決定していて、こちらも10月27日より、全3章の構成で劇場先行上映が行われる。第1章は10月27日~11月16日、第2章は11月24日~12月14日、第3章は2024年1月5日~1月25日と、年をまたぐ上映スケジュールになっているので、2024年も年明け早々、「アイマス」が大いに盛り上がることになりそうだ。
ちなみにこちらの3タイトルは、3月に開催された「AnimeJapan 2023」でもブースを出展。「アイドルマスター シンデレラガールズ U149」のコーナーでは、各キャラクターの身長計や、来場者が自由にメッセージを書き込める黒板が設置されるなど、作品ごとに趣向を凝らした展示がなされていて、いずれも好評を博していた。
「アイマス」に興味はあるものの、今まで視聴したり、ゲームをプレイしたことがない…という人は、「PROJECT IM@S vα-liv」や新作アニメが多数展開中のこのタイミングで、本シリーズに触れてみてはいかがだろう。
取材・文=ソムタム田井