昆虫ハンター・牧田習が解説するオドロキの昆虫雑学!タマムシはオスだけ見つけるのがめちゃくちゃ難しい

東京ウォーカー(全国版)

テレビでもお馴染みで注目度急上昇中!最近では『昆虫ハンター・牧田 習のオドロキ!!昆虫雑学99』を上梓した昆虫ハンター・牧田習が、オドロキの昆虫雑学を解説!昆虫たちのびっくり生態を全27回でご紹介します。

子供も大人も「夢虫(むちゅう)」になること間違いナシ!

タマムシはオスだけ見つけるのがめちゃくちゃ難しい

タマムシはオスだけ見つけるのがめちゃくちゃ難しい『昆虫ハンター・牧田習のオドロキ!!昆虫雑学99』(著:牧田習)

「日本に生息している一番きれいな昆虫はなに?」と聞かれたら、必ず紹介したい昆虫がいます。それは タマムシ です!タマムシは、緑色の輝く体に赤い縦筋の模様がある宝石のような昆虫です。夏には、エノキやケヤキなどの丸太に飛んでくる姿を観察することができます。

このタマムシ、オスとメスで見つける難易度がぜんぜん違います。メスは丸太や枯れ木に産卵しにきているところを簡単に捕まえることができますが、 オスはなかなか見つけることができません。 実は、タマムシは普段は木の高いところで葉っぱを食べていたりするため、 産卵目当てのメス以外の様子を観察するのが難しい のです。オスとメスの違いは裏返してお腹を見るとわかります。腹の一番下側の節の先が凹んでいるのがオスで、丸くなっているのがメスです。少し複雑ですかね……。

オスとメスで見つける難易度が違うタマムシ。みなさんもぜひ夏休みにはタマムシのオスを探してみてください。

データ

名前 ◎タマムシ
体長(成虫) ◎3〜4cmほど
生息地 ◎日本(本州、四国、九州)、アジア各地
活動時期(成虫) ◎6〜8月
特徴 ◎緑と赤の輝く体を持つ
採取難易度 ★★
→「第1回から読む」

注目情報