漫画家・仲曽良ハミさんが描く、昭和の思い出あふれるノスタルジック漫画「しなのんちのいくる」が2023年6月25日(木)に発売となった。仲曽良さんが自身のブログやSNSで発信している作品に、書籍だけの描き下ろしを加えた一冊となっている。
物語の時代設定としては昭和後期から平成初期あたり。おバカだけど憎めないヤンチャ少年「いくる」と、その姉で怒ると怖いけど実は弟思いな「しなの」。この姉弟を中心に、「あの頃」の笑いにあふれる日々を描いたコミックエッセイだ。
秘密基地、BB弾、喫茶店、宿題、姉ちゃんの友達、シール交換、公園の縄張り争い、黒電話、コルトパイソン、餅まき…
この時代に少年少女だった40~50代は、きっと懐かしい記憶がよみがえることだろう。そして昨今の昭和ブームの影響なのか、リアルタイムで昭和を体験していない世代からの支持も厚い。
著者である仲曽良さんに、今回の刊行について話を聞いてみた。
――いよいよ2巻が発売となりますが、今の率直なお気持ちを聞かせてください。
「とても嬉しいです。1巻を出してもらう際すでに2巻のことは考えてました。収録しきれなかったエピソードがまだまだ沢山ありましたので」
――この2巻の見どころはどんなところでしょうか?
「2巻には新しいキャラクラーのタクが出てきますが、今回はこのタクが大暴れする内容になっています。あとは本自体のページ数も増やしていただいて、長編漫画も収録しています」
――仲曽良さんのお気に入りのシーンを教えてください。
「お気に入りのシーンは『餅まき』でタクがもちやお菓子をぶん投げてしまうシーンでしょうか。タクらしくて好きです」
――いつもブログやSNSを拝見されている方、そしてまだ作品を読んだことない方へのメッセージをお願いします。
「応援してくれている読者の皆様には大変お待たせしましたという感じです。いつもSNSやブログで『2巻まだですか?』『2巻早く!』と嬉しいコメントを沢山いただいてました。本当に沢山…。これから読んでいただける皆さんとも一緒に『楽しかったあの頃』を確かめ合いたいですね。こんなことあったよねって」
前巻からボリュームアップしてさらに「昭和あるある」を感じるスペシャルな内容なので、ぜひチェックしてほしい。