色褪せない「安彦ガンダム」の“キャラクター性” 撮影技術で増すプラモデルの魅力

東京ウォーカー(全国版)

旧キットとの比較撮影:佐々木薫 (C)創通・サンライズ

コロナ禍により“週末の隙間時間”の過ごし方は多様化。その魅力が再認識されたもののひとつとして「家にいる時間を楽しめる」「一人で没頭できる」プラモデルに脚光が集まっている。一方で、苦心して組み立てたプラモデルを「綺麗に撮影したい」と思う人は多く、プラモデル技術と平行して撮影技術の研究に勤しむモデラーは多い。

今回、 1/60の旧キットを使用し「RX-78-2 ガンダム 最終決戦仕様」 を製作したヲパ(@GunGunpla)さんの作例をプロのカメラマンが撮影。その変化についてヲパさんに感想を聞いた。

撮影手法でプラモの魅力は増す

旧キットで再現した「安彦ガンダム」撮影:佐々木薫 (C)創通・サンライズ

1/60 ガンダム/製作:ヲパ撮影:佐々木薫 (C)創通・サンライズ

1/60 ガンダム/製作:ヲパ撮影:佐々木薫 (C)創通・サンライズ


――ファーストガンダムの魅力を教えてください。

【ヲパ】どんなディテールのガンダムも正解だと思っていますが、私が最初に『カッコイイ!』と思ったのはキャラクターとして描かれた“安彦ガンダム”でした」

――1988年公開の映画『逆襲のシャア』で製作スタッフに加わっていた庵野秀明氏も、過去のインタビューで「ファーストガンダムのころは安彦さんがモビルスーツをキャラクターとして動かしていて、その適度な線の量がよかったと思うんですよ」(GUNDAM.INFOより)と語っています。

【ヲパ】“安彦ガンダム”の持つ「キャラクター性」は40年以上経った今なおガンダムファンを魅了し続けていると思います。

――そんな“安彦ガンダム”を再現したヲパさんの作品を、今回はプロカメラマンが撮影。その魅力を最大限に引き出すことに挑戦しました。

【ヲパ】これまで一眼レフで撮影したことはありますが、背景・ライティング・ピント・被写界深度・色温度の調整などに苦労していました。今回、プロの方に撮影していただいて、陰影とディテールの表現にビックリしました。あと、スケール感が出るように少し下からあおりめにワイドレンズで撮影していたりと、構図の取り方も素晴らしいです。自分でもこうした写真が撮れるよう、撮影技術も高めたいと思います。

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取材協力:ヲパ(@GunGunpla)
撮影:佐々木薫
(C)創通・サンライズ

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